私の「塩」の記事に、友達が反応してくれて、自宅の「塩」チェックをしてくれて、画像も送ってくれました。
嬉しい~ありがとう~
そこには「岩塩」も・・・
そうですよね。「岩塩」のことも書こうかなとは思っていたのですが、さらに長くなってしまうので、日本の塩のことだけ書きました。
すると、もうひとつ・・・原材料が、天日海塩(メキシコまたは、オーストラリア)というものも。
天日となっているけど、立釜だし・・・これってどうなの?って思いますよね。
なので、外国産のものはどうなのかを補足したいと思います。(著書から抜粋したものと調べたものもあります)
岩塩は・・・地殻変動により、陸に閉じ込められた内海が干上がって、地中にうもれたものです。日本にはありません。おおもとは海水ですが、長い時間をかけて生成される過程でミネラルが分離して結晶しています。結晶する過程で溶岩などが混入したりして、海水とはミネラルバランスが大きく変わってしまうこともあります。そのまま食べられる高品質なものほど、塩化ナトリウム純度が高いことが多いそうです。
天日海塩(メキシコ、オーストラリア)・・・
近代的な天日塩田では、蒸発地でカルシウム塩を結晶・沈殿させて除き、塩化ナトリウムが飽和になったうわずみ液を結晶池に移して結晶させます。すると、ほとんど純粋な塩化ナトリウムがどんどん結晶します。
そして、にがり成分(マグネシウム塩やカリウム塩)が結晶するまえに、食塩の結晶を摂取してしまいます。これを塩水で洗浄することによって、さらに塩化ナトリウムの純度を高めます。
日本に大量に輸入されているメキシコやオーストラリアの天日塩はこうした方法で作られており、製法は自然であっても、成分的には塩化ナトリウムの純度がきわめて高く、ほかのミネラル分が失われた塩になっています。
つまりは、どちらも、塩化ナトリウムの純度が高いということですね。
もうひとりの友達が送ってくれた塩の画像ですが、
同じく、原材料が、天日海塩(メキシコまたはオーストラリア)となっていました。
工法は「溶解・平釜」 しかし、ミネラル成分ゼロ(平釜なのに??
)
「溶解・平釜」とは、取り寄せた原料塩を溶解し、平釜で加熱蒸発して結晶させたものですが、原料塩そのものが、すでに純度の高い塩化ナトリウムだったと思われます。
海外からきているものは要注意です。海外産のほとんどの塩は塩化ナトリウムの純度が高いです。
それに海外の食用塩には添加物も多く含まれ、日本では認められていないヨウ素やフッ化物が添加されている商品もあるようです。
昨日の記事で、自然塩の目安は、「平釜」と書いてしまっていますが、こうなると「平釜」と書いてあっても安心できないですね
やはり、成分表をチェックするのが一番かなと思います。
マグネシウム、カルシウム、カリウム・・等が、どれくらい入っているのか。
入っていたとしても、塩によってかなり量の違いがあります。
あとはやはり値段ですね。
昔ながらの製法の良質の塩はそれなりにします。
そして、日本人は、国産の自然塩が一番ですが、それには理由があります。
ヨーロッパなどの土中にはミネラル分が多く含まれており、水もたいていカルシウムやマグネシウムなどを多く含んだ硬水です。ヨーロッパ人や水からミネラルが摂取できるので、塩はミネラル分の少ない岩塩でもいいのです。
一方、日本は火山灰土で土中のミネラル分が少ない場合が多いので、水もミネラルを含まない軟水がほとんどです。日本人は、水からミネラルがとれないので、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富な海塩が必要なのです。
これには納得ですね。
ひとつ言い忘れたことがあります。
今、世の中に「減塩」をうたう商品が出回っていますが、「減塩」はどうしても味が物足りなくなるので、使う量が多くなってしまったりします。そのようなことにならないように、添加物で味の調整をしていたりします。塩分濃度が低くなるため、保存料で保存性を高めたりします。
「減塩」って、本当に健康のためなんですか?
かえって「健康」を害してしまうような気がします。
でも、それを求める人がいる限り、商品は作られ続けると思います。
番外編ですが・・・
私は最近、これを購入しました。


なんか凄くいいです


補足どころじゃないですね
随分と長くなってしまいました
ここまでお付き合いありがとうございました