大雪山系遭難死者10人 荒天、6人が低体温症(産経新聞) - goo ニュース
今朝の新聞でこのニュースを読んで、それだけの範囲でしか
わからないんですけど、これは疑問ですね。
なにが疑問かって、ガイドさんの判断です。
新聞によると、まず山頂付近で女性一人が動けなくなって、
その後もう1人が意識不明になったと書いてあったような・・・。
それで、参加者の人が「救助要請しよう」と言ったそうですが、
ガイドさんの判断はビバークだったという。
それで、動ける人だけで下山しかけたけど、途中で
ガイドを含む3人が動けなくなってしまったとか。
今の段階ではホントのことがまだまだわからない状況ですが、
新聞を読んだ限りで思ったのは、意識不明の人が出た時点で
何ですぐに救助要請しなかったのかということです。
動けない人(ビバークの人)を残して動ける人が下山したようですが、
仮に下山した人が全員無事に下山できてたとして、その後どうする
つもりだったんでしょうか。
まだ山頂付近に動けなくなった人が残ってます、って
救助要請するつもりだったんでしょうか。
そうじゃなかったら動けなくなった人が回復するのを待って
自力で下山ということですよね?
意識不明の人が、そんな状況で回復する見込みがあったとは
とても思えませんけどね。
つまりは、すぐに救助要請をするべきでしょう。
下山するよりも。
シロウトの私(わたくし)でも判断できます。
私(わたくし)は新聞を読んでて、たぶんガイドの人って
シロウトでも大ベテランでもない、おそらく10年前後の経験者
かな?って、思いました。
シロウトは経験不足ゆえに慎重なところがあるだろうし、
何かが起きれば確実な方を選ぶような気がする。
大ベテランなら怖さを知ってるという意味で慎重だろうし、
それだけの経験の持ち主なら思い上がることもないでしょう。
キノコも初心者より5年~10年くらいの経験者が
危ないって聞いたことがありますから。
ちょっと知り始めたからって、本とかで調べずに、
微妙な違いがわからず毒キノコを食べられるキノコと
間違えたりするらしい。
まあキノコとガイドは違いますが、ガイドさんは3人で
ガイドの経験は3年~8年くらいの人たちだそうです。
登山経験の方はわかりませんけど、参加者の人が
救助要請しようと言ったのにしなかったのは
企画会社の看板を気にしてなのか、それともガイドとしての
プライドなんでしょうか。
最近は、単独では登りづらい山でもツアーなんかがあって
登山が楽しみやすくなってるようです。
だがしかし、そういったツアーはその場で初めて会った人たちで
構成されたパーティーだから、コミュニケーションがうまく取れな
かったりするそうな。
あとは力量に差があったりして、経験豊富な人はある程度
初心者っぽい人に気遣ってくれるとは思いますが、仮にキツくても
みんなに迷惑だからって言い出しにくいこともあるとか。
ひどくなると、途中で引き返すか最後まで登るかで
意見が分かれるということもあったりするそうです。
私(わたくし)は、もしそのようなツアーに参加して
何か起こってしまった場合、一番の経験者の判断を聞いた上で
自分自身でどうするか考えようと思います。
よほどの経験者(まあ30年以上のキャリアと実績があるくらい)
なら、その人の判断に委ねますが。