道東の旅3日目、根室にやってきました。
今回の旅では、根室まで来るつもりはなかったんですがね。
興味なかったわけじゃなく、網走からちょっと距離があるから
他の見物を優先させると、日程的に無理だろうと外したのです。
だがしかし。
2日目の濃霧により、釧路方面の見物が無くなっちゃったので
じゃあ、このまま根室まで行こう、と。
日本で朝日に一番近い街。
根室って、何があるかなとガイド誌などで調べたら、
花咲灯台の「車石」というのがあって、とりあえず
それ見に行ってですね、そのあと納沙布岬へ。
納沙布岬って聞いた事あるけど、根室だったんか。
納沙布岬周辺は、思いがけず見どころが結構あって、
なんとここから北方領土が見えるという事を、
ここに来て初めて知った。
さて、納沙布岬灯台を見物して移動しようとしたら、
何やら流木があるではないですか。
表示を読んでみると、
「僕をなでなでして!!幸運の流木」と書いてある。
是非ともなでなでしようじゃ、ありませんか。
その後、根室市街に向かったのですが。
その途中で。
おお、キツネだ。キツネがおった。
前日濃霧の中、根室に向かう途中では、けっこう鹿を見かけた。
なんかキツネは遭遇率が低いような事をどこかで読んだから
キツネとの遭遇は期待してなかったんですが。
ひょっとしてこれは、幸運の流木をなでなでしたからかな。
たぶん、そうだ。
うれしくて、後続車がいない事を確認して、
キツネくんの横に車をとめて写真撮影した。
だがしかし、キツネくんはトコトコ前の方に移動。
私(わたくし)も車を前に移動し、また横に止めると
やはり前方へトコトコ移動。
けっこう警戒心強くて近づいたら遠方に走り去るという
そんなイメージだったんですが。
そんな感じじゃなかったな。
私(わたくし)に対して迷惑そうな感じだったぜ。
細かい計画を立てない、私(わたくし)の旅は
行き当たりバッタリな事が多いのです。
例えば、釧路に行って釧路湿原を見て、その後どうのいこうの・・・
と、計画を立てたりすると、今回のように濃霧で何も見えないとか
なっちゃったりすると、
「せっかく来たのに何も見えない、これからどうしよう・・・」と
なってしまって、結局楽しめなかったりするかもしれませんが。
私(わたくし)の場合は、
「えーと、途中に何か見どころはないかな」とか、
たまたま面白いものを発見したりします。
今回、濃霧で釧路湿原が期待できない感じだったので
じゃあ、他に何か無いかなと、ガイド雑誌など見て
探してみますと。
シーズンオフが多い中、見れるところがありましたよ。
釧路市丹頂鶴自然公園。
私(わたくし)はノーマークだったんですが、
ガイド雑誌には「定番」と記してある。へぇー。
タンチョウっていえば、上司のパソコンのデスクトップで見た
あの鶴の事か。あれが見れるのか。
是非とも行ってみようじゃ、ありませんか。
本当に見られるのかな?
人目につくような場所にはいないんじゃないの?
と、おもっていたんですが。
おお、いた。タンチョウが、いた。
タンチョウって、イメージしていたよりデカイ。
せいぜい私(わたくし)の腰くらいの高さだと思っていましたが、
私(わたくし)の肩くらいだったかな。
中には人懐っこいのか、柵まで寄ってくる奴もいて、
これほど至近距離で見れるとは、と小さく感動。
頭の赤いトコなんか、近くで見るとアレですよ。
何と言いますか、まあ言うなればパンダと同じですよ。
つまり、遠目に見ていたほうがいい。
このように、濃霧のため2日目は移動だけで終わると
思いましたが、このように急遽
タンチョウを見ることができたのです。
やはり旅は気ままがいいね。
私(わたくし)は車では、ラジオなら
AMラジオを好んで聴いているんですが。
旅先では、その土地のローカル番組をチョイスして
気に入れば、旅行中のひいきの番組となります。
北海道でもひいきの番組ができました。
「カーナビラジオ 午後一番」っちゅう番組。
レギュラーの女の子が気に入ってね。
網走から釧路に向かう時も、聴いていましたよ。
正直、釧路に行ったはいいけど、
フィッシャーマンズワーフはシーズンオフのせいか閑散として
活気無かったし、買い物せず。
釧路ラーメンでも食べていこうかとお店探したけど、
探しきらんかったし。結局何もせず釧路の街を出ました。
じゃあ厚岸でカキでも食べようかと
ガイドブックに載ってるお店に向かおうとしたが、シ-ズンオフ。
じゃあ、根室に向かいましょう。とりあえず。
そんな感じで根室に向かいました。
根室に着いても、やはり濃霧でした。
終日濃霧だったこの日。
だがしかし観光できたところも、あったのです。
マリモで有名な阿寒湖。
だがしかし、マリモを見たいなどと贅沢は言いません。
阿寒湖が見れたら、もうそれだけで満足です。
阿寒湖、凍っています。湖が、凍っている。すごい。
全面凍結の、この湖面をバナナボートや4輪バギーで
滑走できるんだそうだ。もちろん有料で。
天然わかさぎ釣りもできて、釣ったわかさぎを
天ぷらにしてくれたりするんですと。
ああ、テレビで見た事ある、あの氷の表面に穴をあけて
糸を垂らして釣るアレか、ひょっとして。
だがしかし、のんびりしていられないので、
アイヌコタン(アイヌ民族の集落)を見物して阿寒湖を後にする。
ここで、とても愛らしいアイヌの老人を見た。
すんごくいい顔してた。写真撮りたかったくらい。
表情に、悪のカケラも無かったよ。
今思えば、話しかけて写真撮らせてもらえばよかった。
北海道2日目。
ホテルを出て、みやげ物の海産物を売ってそうなところに行ってから
観光船に乗り、博物館網走監獄に行くというのがこの日の予定。
だがしかし。
海産物のところ、やってなかった。せっかく行ったのに。
で、観光船に行こうかと思ったけど。
予定変更で釧路に向かったのです。何たる気まぐれ。
この日は一日中すごい濃霧。
屈斜路湖近くの峠から、視界数メートルになり、
展望所からの景色も全く見えず。
この展望所で、冬山登山の格好したご夫婦を見かける。
私(わたくし)はカーゴパンツに、上はヒートテック一枚。
あのご夫婦は私(わたくし)の事をどう思っただろう。
寒くないことはないが、そこまで寒くなかったよ私(わたくし)は。
とにかく、釧路に向かう途中で屈斜路湖・摩周湖・阿寒湖を
見物していこうと思ったんですがね。
摩周湖に向かう道は冬期閉鎖。
わかってたんだけどね。
で、「硫黄山」の表示を見つけたので、これは見ておこうと。
硫黄山、どこ?
濃霧で全く見えない。
結局、硫黄臭をまとったのみで退散。
霧のせいで硫黄のニオイが、より一層付着した感じ。
私(わたくし)の旅の宿は、ほとんどビジネスホテルを利用します。
海の近くで泊まる場合、民宿などは料理が良さそうで
大変魅力的なのですが、やはり一人ではなかなか泊まりにくい。
まあビジネスホテルは気楽でいいんですがね。
網走のホテルには、このような心遣いがありました。
折り紙のクリオネ。
網走には、「オホーツク流氷館」があって、
本物の流氷の展示の他、クリオネも観賞できます。
網走は、クリオネの街ですよ。
電話ボックスだってこの通り、クリオネ仕様ですよ。
さて2日目は根室で宿泊したんですがね。
泊まったホテルの領収書が、ステキなんですよコレが。
領収印が、カニ。
カニの領収印ですよ。イイーネェ!(byトリスハイボール)。
カニの街ですよ根室は。
花咲ガニとか毛ガニとか売っていたなあ。
買わなかったけど。
北海道に行くと言ったら、友だちに
新鮮なイクラが食べたいと言われましたが。
3月に新鮮なイクラなんか食えないよね。
だがしかし、根室からカニではなくイクラとウニを
それぞれ3パック、ドーンと送りましたよ。その友に。
安かったよ。
空港のお土産物屋さんなんかと比べたらね。
カニもウニもイクラも結局食わなかったけど、
スーパーで珍しい物を見つけたので、これを食べた。
くじらベーコン。
スーパーでこんなの売ってるんですねえ。
一度食べてみたかったんですけど、食べた感じは
確かにベーコンっぽい(と思う)。塩味がきいた感じで
思ってたより結構おいしかった。
ホテルでくじらベーコンで乾杯していたら、
何やら妙なものを発見した。
高級まごの手
「かく恋棒(かくれんぼう)」だと。
かゆいところにハイテク技術。
一般市販はしていません・・・。
1F売店にて好評発売中。
部屋にもあったがね、出番は無かったな。
カニの領収印と高級まごの手が欲しくば、
根室のグランドホテルに、泊まるといいよ。
本当に私(わたくし)の旅というのはアレですよ、
計画というものが、無い。
今回も、女満別空港に向かう飛行機の中で
今日はどうしようかなあ・・・と、こんな感じです。
天気とか路面状態などが、行き先を決める決め手になるワケです。
北海道初日は天気が良かった。さすが(自称)行楽晴れ男じゃっく。
路面状態も、雪でひどいかと思っていたけど、普通だったね。
この旅行のために靴を購入したけど、別に買わなくてもよかった。
まあ、そんなに靴持ってないからちょうど良かったがね。
レンタカー予約したけど、借り方が、わからん。
とりあえず、「レンタカー」と表示された方に歩いて行くと、
出口に着いてしまった。
これはどうしたことかと思ったら、
どうやらカウンターを通過してしまったようだ。
さて、見過ごして通り過ぎてしまったと思われないように
平静を装い、カウンターのお姉さんに問いかける。
すると、お姉さんは「〇〇〇〇さんですね」、と
私(わたくし)の名前を述べる。
お姉さんが私(わたくし)が来るのを待っていたのは明白。
だって、レンタカー借りるの私(わたくし)だけだったんだから。
通過したのもバッチリ見られていただろう。
とりあえず、空港から少し離れたところにある営業所へと
連れて行ってもらい、そこで手続き・借車したワケです。
連れて行ってもらう車中、お姉さんに流氷について質問。
流氷はまだ見れそうかという問いについては、
わからないけど、日によって近づいたり遠ざかったりするから
事前にそういう情報を教えてくれるところに
問い合わせするのが良いそうだ。
なんか、今日近くで見れたとしても、翌日は遙か遠方に
流されてしまっていたりするんだそうな。
私(わたくし)が行った3月下旬に、まだ流氷が
見られるものかどうか、あやしいと思っていましたが。
レンタカー借りた時点で14時30分くらいだったかな。
なので、この日は流氷を求めて知床半島方面へと向かいました。
ダメもと・・・って事で。
だがしかし。
車で走ること1時間ちょっと。
流氷あったじゃあないですか。
アムール川のやつかどうかはアヤシイところですが。
とりあえず、流氷ですよ。
早くも第一の目的達成。
半ばあきらめていましたから、結構テンションがハイでした。
そして、流氷を見れなかったとしてもココは見ておこうと
目標地に設定したオシンコシンの滝を見物。
知床、冬期でなかったら見どころ一杯なんですがね。
とりあえず、3月下旬の道東は、そんなに寒くなかった。
私(わたくし)の基準ですがね。
で、参ったのがレンタカーですよ。
(道路の両脇は、ほとんど牧場、牧場、牧場・・・)
カーナビ着きだからって安心してたんですがね。
自分の車のナビと同じような感覚でいたら。
かなりスィンプルな表示じゃないですか。
私(わたくし)がカーナビ使うようになったのが、2年前。
車の買い替えと同時にカーナビデビューで、初めは
気付かなかったけどこのカーナビがソコソコ性能が良いようで、
親の車や会社の車のカーナビは、見づらいし扱いにくい。
で、レンタカーのカーナビは、その上(下?)をいく感じ。
地図がスィンプルすぎて、どこ走ってるのか
非常に分かりづらかった。ま、それでも役に立ってくれたがね。
全部、道案内してくれたし。
だから流氷も見れたし阿寒湖にも行けたし、釧路湿原とか、
あと、エゾシカやキタキツネにも遭遇できたよ。
(広く雄大な景色。じつに北海道っぽい)
納沙布岬で北方領土も見れたし、オーロラタワーにも昇れた。
そうだよ、北方領土って見えるんですねえ。知らなかった。
そして、網走監獄(博物館)。
別の場所にある現在の網走刑務所も外から見てきた。
私(わたくし)の住んでいる地方では非常に珍しい風景、
ばかデカい湖が普通に凍っている。
衝撃的だったね。まさに非日常的。
最近姿をくらましている私(わたくし)、じゃっくです。
ごきげんよう。
とりあえず、北海道から帰って2週間以上が経ちました。
私(わたくし)が何故、北海道に行ったのか。
それは、年に一度のまとまったお休みを、
どのように過ごそうかと。
私(わたくし)は、これまでほとんど自家用車での旅を
基本としていましたが、
去年、沖縄に行き、飛行機で旅する事を覚えました。
そこで味を占めてですね、飛行機で旅しようと。
思い切って2月上旬に、北海道行きの航空券を手配したわけです。
で、購入した後で行き先である道東のガイド雑誌見たら、
すごく美しくて見どころ満載じゃないですか。
夏は・・・ね。
冬はどこも閉鎖だの休業中だの、これは先走って失敗したかな、と。
まあ、網走監獄と流氷があるさ、と。
(これより新千歳空港から女満別空港に向かう)
それより悩んだのが服装。3月下旬ってどのくらいの寒さなんだろ?
ネットで調べると、だいたい0度前後ってところかな。
だがしかし、道東はすごく寒いらしい。
ネットで調べてみたら、人によっては
スキーウェアがどうこう言ってるよ。そんなに寒いのか?
(眼下に広がる景色は、まさに非日常的)
とりあえず、雪で足下が悪そうなので
それに対応するシューズを買い、ヒートテックのタイツを買い、
・・・それだけなんですがね。あとは普通の冬の服装。
で、新千歳空港着いたら、普通に暑い。
ヒートテックのタイツなんて、今でも封を開けていない。新品のまま。
私(わたくし)は普通の人より少し暑がりだと思う。
空港内で、あまりの暑さに上はヒートテック一枚になってしまった。
外に涼みに出たほどだ。誰だスキーウェアとか言ってた奴は。
(女満別空港に到着。飛行機より直に降り立つ)
とにかく、旅行中に寒さに震えた事は無かった。
とある峠の展望所なんか、一組のご夫婦らしき人たちが
冬山登山のような格好してるのに、私(わたくし)は
やはりヒートテック一枚でしたからな。ハッハッハッ。
寝ぼけてたから何から鳴ってるのかわからず、
アタフタしたが、何か危険を警告する音であろう事は
何となくわかった。
携帯から鳴っている。
何事かと見てみると、地震警報ですよ。
地震警報と認識するまでに時間をくってしまったので
とりあえず、その場で地震を待った。
ヘタに動くと、移動中に揺れが起きて、
その揺れが大きいと危険だと判断したので。
揺れは、幸いひどくなかった。
テレビをつけると、速報をやっていた。
また同じように警報が鳴ったら、今度は即応できる。
今回のは良い経験になった。
しかし、間もなく地震が起きると教えてくれるなんて、
すごい時代になったな。ホントに。