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レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン) サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮イェーテボリ交響楽団 チャイコフスキーVn協 ホルスト惑星

2024-10-30 21:02:56 | 音楽夜話(クラシック)
10.18


03:00-05:00 20.00-22.00 SRP2


チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ソリスト・アンコール:バッハ・パルティータ第1番ロ短調よりサラバンド


ホルスト:組曲「惑星」 op.32
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
サンットゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮イェーテボリ交響楽団および女声合唱団
2024年5月25日 イェーテボリ、コンサートホール


レオニダス・カヴァコスのチャイコフスキーは剛演だった。それがいい悪いという
ことではなく彼の持ち味としてそういうアプローチをしているのかもしれない。
あのスピードで聴かせに掛かるのはなかなか至難の業だけれど、彼はそれを
やり遂げていた。


「惑星」が今年随分プログラムに乗り聴けることが多かった。
なぜなにと思っていたら、ホルスト生誕150周年ということだった。
それにちなんで演奏される機会を多く持っているらしい。
難曲だと思うし、編成も大きいからいつでもできるわけではないから
こういう時を狙ってしているのかもしれない。
ロウヴァりは手堅く曲をまとめていたし、火星のダイナミックさを
顕著に出していたし、金星・水星のアンサンブルもうまく決めていた。
手堅いというのはこういう曲でもきちんと演奏できる実力があると
思えることだった。木星も少しテンポをいじっているが、許容範囲なの
かもしれない。ロウヴァりは現在イェーテボリ交響楽団の首席指揮者に
なっている。セルジュ・コミッショーナ、シャルル・デュトワ、
ネーメ・ヤルヴィ(父)、グスターボ・ドゥダメル、ケント・ナガノ、
などが名を連ねている。ここのホールは音響もいいという話が
wikiにあった。録音もすっきりして聴きやすかった。
土星の老獪さ、聞かせどころがわかった上での演奏の様で引き込まれた。
天王星のある意味の軽さがよかった。
海王星神秘的な空間が形成され覆われた。雰囲気の伝わる演奏で、音が無くなって拍手まで
かなり時間があってこれも良かった。宇宙を体験できた。


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