2014年夏は天候不順の為、計画していた東北ツーリンは不成就に終わった。本編はフィクションであり、実際のツーリングでは無いが、こんな計画を立てていたので備忘録として残す。
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Day1
東北へ向かう。渋滞区間を回避してから高速利用という手もあるが結局は通しで下道利用、距離を稼げない分、途中で一泊するルートを選んだ。
早朝出発の時は台車が使えず手持ちの運搬だと息切れして、胸が苦しく、動悸が収まるまで何度か休まないと動けず時間が掛かってしまうので、前夜の内にパニアを駐輪場まで運んでバイクに装着してしまい、朝、残った荷物を積み込む事で予定通り0430に出発することが出来た。先日装着したホタル、視認性が高まれば良いのだが。
早朝は気温も低く、空気が澄んでいて気持ちが良い。R349に入り、古殿を抜け、R49を横切りそのままR349を北上する。田村市で一寸R288を左折、少し先のガスト船引町で早めの昼食。ファミレスなんて、と以前は敬遠していたが、決して美味くは無いが少なくとも何を頼んでも価格相応のものは食える、むしろ周囲に急かされず、エアコンが効いた中でゆっくり出来るのが良い。
水分と煙分を十分に補給してからR349に戻り、伊達から飯坂温泉を経由してR13、米沢からはR13と並行するR287利用で『寒河江いこいの森』に到着したのは16時、ここへ昨日のうちに予約を入れておいた。
まだ暗くなるまで2時間ほどあるが無理することも無い。道の駅おおえにあるテルメ伯陵の方が入浴料は少し安く(@300)、その近くの伯陵荘なら更に安いが(@200)、チェリーパークホテルの『寒河江花咲か温泉』(@350)にしたのは中のレストランで食事も済ませられるので面倒がない。
途中CVSでデザートと明日の朝食を買ってキャンプ場に戻った。ここまで来ていれば明日、釜金浜には昼前後には着けるだろう。360km
Day2
2日目の朝も快晴、朝食はパンにサラミに缶コーヒー、今日も雨には遭わないで済みそうなのでテント・フライはネット入れてクーラーバッグの上。
テントを外出してパニアのスペースに余裕もあるのでシュラフも付属の袋にぎゅうぎゅう詰めにしないで少し大きめの防水バッグに入れてパニアに収納。
R13は内陸を通り暑いので敬遠、山岳ルートのR113で鶴岡から日本海へ抜ける。後は左手に日本海を見ながらR7を北上、秋田を越えて今日の目的地、三種の『釜金浜海岸』までおよそ5~6時間の行程で由利本荘と秋田市街の渋滞を除けば快走ルート。今は金浦ICから岩城ICまで高速の無料区間で回避できる。
由利本荘市内は信号多過ぎ、1/3で十分じゃないかといつも思う。男鹿半島の付け根にある道の駅天王で昼食も良いが、K42で八郎潟を一直線に抜けて『砂丘温泉ゆめろん』で昼食。トイレで水着を履いてから『釜金浜海水浴場』へ。
ここは遠浅の砂浜が広がり空いてお気に入り、広い砂浜の一角には今年もサンドクラフトの作品が沢山。一通り見てから海へ。気持ちは3~40年前に戻るが身体はついていけないから無理は出来ない。
暫く海辺にいてからゆめろん温泉(@400)に入浴、ついでに夕食を食べて時間を潰し、日が落ちて海水浴客や観光客が少なくなってから目星をつけておいた場所にテントを設営した。ただ、近くに立ち並ぶ巨大とも言える風力発電機の発する低周波が少し気にはなるがまあ一晩くらいなら問題あるまい。240km
Day3
3日目の朝も快晴。昨夜は風が無くて寝汗をかいたので、朝6時から営業のゆめろん温泉で朝風呂に入ってから出発。
今日はR7からR101大間越街道に入り、五能線に沿って北上するお気に入りルートを通る。左に海を見ながらのアップダウンのワインディングは楽しい、時には五能線と併走することもある。やがて不老不死温泉の看板が見えるが朝風呂に入ったので今回はパス、そのまま五所川原。
ここが今回のツーリングの折り返しになる。そろそろ昼時だが海鮮系には余り興味が無い、ツーリング先で旨いと記憶に残っているのは四国の道の駅で食べたカツオのたたき位。海産物に限らず大体本当に旨いものは自家消費か高値の付く都市の市場に回すのが当たり前、一見の観光客相手に一級品を出したところでリピーターは限られているし、相場に見合う値付けをしたら売れないだろうから中途半端な品質の中途半端な価格になるのは単純な商売の原理原則の話だと思っているし、別にそういう商売を否定しているわけではなく、食べる方も納得しているのなら余計なお世話ではあるのだが。
四の、五の言ったが、結局は定食屋でカツ丼。さて腹も膨れたのでナビに任せてK119~R7、北秋田市からR105~R285、道の駅五城目の先からK5に左折して走り、途中スーパーで買い物をしてから今日のキャンプ場である『秋田県立中央公園』へ。300km
Day4
4日目はR7を南下、鳥海ブルーラインで涼を楽しみ、笹川流れを通って『紫雲寺AC』まで。そろそろ疲れもたまってきているのでのんびりと撤収。
仁賀保からブルーラインに入り、山を登っていくと涼しい風が心地よい。ウン十年振りに法体園地なんぞは泊まってみたい気もするが、何となくクマの出没が気になる今日この頃なのでパス、今年は木の実が不作で食料不足がクマ出没の原因の一つとも言われてはいるが、それだけじゃ無い様だし、実際今年、村上の海岸に近いお幕場公園にもクマが出没してケガ人がでているからどこに居ても安心は出来ないのだが。
春先にこのブルーラインを通ると無数のフキノトウが道端の雪の間に出ていて、それを採ってキャンプの食材にするのも良いが、今年のGWは九州へ行ってしまったのでまた来年の楽しみ。
吹浦からR7に戻った、この辺の海も海水浴に良いのだが基本バイクと砂は相性が悪い、油断をするとスタックしたり滑ったり、過去の何度か痛い目もみているので、特に荷物が多い時はむやみには近づかないようにしている。
庄内空港方面に右折、空港の対面には庄内夕日の丘ACがあり、二度ほど泊まったことがある。巷では評判が良いようだが、私の好みではなく、イオンが近いこと位しかメリットはない。
R112に出たのはリニューアルされた加茂水族館に寄るため。水母の観察も良いが、昼飯でも食べようかと。昼も過ぎた時刻なので食堂は比較的空いていた。普段から余り食べないし、特に暑い時期はどちらかというと避けたいのだが、メニューの値段も考慮して水母ラーメン。
味は程々、コリコリとした歯ごたえで水母を食べたという満足感はある。きっと胃腸の清掃にも効果があるんじゃないかと勝手に思っている。
食後はK50で由良まで海沿いを走り、由良からR7,勝木からR345笹川流れで村上とここらへんは30年以上毎年走っているので道は良く知っているからナビは外して代わりにスマホ充電用の電池パックをナビホルダーにセットして充電。
紫雲寺ACに到着しM野さんにまた来たよ~と伝えて設営、15時頃から海に入り・・・と以下前回同様。ただ今回違うのは焼肉をしたかったので胎内のスーパーまで買出しに行ったことか。
先ずはシェラカップで炊飯、丁度一合炊き。ご飯を蒸らす間に棒ねぎと玉ねぎをフライパンで炒める。肉はフライパンではなく網焼きにしたいのでSFのフォールディング・トースターを利用。網が汚れ次にパンを焼く時に匂いが移りそうだが仕方ない。星が出て来た空をみながらゆっくりと焼肉を楽しんだ。260km
Day5
今日で最終日。振り返ればあっという間、青森を走っていたのが随分前のような気がする。撤収作業をしながら今日のルートを考える。
とりあえず荷物をまとめて出発は9時前。かなりのんびりしてしまった。新発田からK14で三川に出てR49を会津に向かう。今日は会津坂下から上三寄には向かわず、そのままR49を佐野目まで。気休めかもしれないが、ここからK33利用で若松市内を回避してショートカット、高塚団地入り口で再びR49に戻り、笹山原北からK376で湖岸沿いに南下。
というのも昼間の暑い時間帯を避け、湖岸の公園で昼寝でもして時間調整、少し涼しくなってから帰宅しようという目論み。別に湖水浴をするわけでもないので、バイクを乗り入れられそうな場所をみつけながらのんびりと走る。やがて良さそうな小さな公園を見つけた。日陰もあるので、そこにバイクを止めてグランドシートを出して敷いた。
ネットに入れて乾かしていたテント・フライを出して畳んでテントバッグに収納、途中のCVSで購入したサンドウィッチとコーヒーで昼食。湖を渡ってくる風が涼しい。グランドシートに寝転がり空を見ていると夏、という感じ。
あと何年、こうしてバイクと一緒に入道雲を見ながら夏を過ごせるんだろうか。やがて寝てしまい気がついたら2時間ほど経っていた。さて、そろそろ行くか、基本バイクの夜走りはしないことにしているが、この季節はそれも仕方ない。
白河まで1時間、それからR289経由でR118、R349と走る頃には日も大分傾いて少しは涼しくなっているはず。もし渋滞がなければ今日は那珂ICから高速で帰ろうか・・・
万全の計画が実行出来ず残念でしたね。
私の好きなルートが入っているので、来年の参考にさせていただきます。
一昨日、昨日と洗車や片付けを行い、普段は使わないパニアバッグをキャンプ用具の保管庫にしました。
着替え等を積めば、いつでも直ぐに出発できます。
でも明日から仕事再開なので、次はいつになるのか??
私もツーリングから帰ると直ぐに荷物を整理してまた
いつでも出掛けられる様にしてます。
ひょっとして、まだ『走り足りない』感じが有るんじゃ
ないですか?!
さすがに走りは十分ですが、
キャンプ場でのんびりと過ごす時間が不足していたので、涼しいキャンプ場で焚き火でもしながらのんびり、まったりとしたいですね。
キャンプ要素が足りませんでしたか(笑)
9月に入れば山間部はそろそろ焚火の季節ですね~
まったりキャンプ、行きたいですね
近場なら、猪苗代湖、檜原湖、桧枝岐七入り、只見青少年旅行村・・・