C109Rの実際の乗り出しは未だ2週間程先にも係らず、一度も試走していない(M109Rを含め)C109RのインプレッションをLC1500との比較も交え、書いてしまおう。正味、C109Rへの乗り替えはかなり醒めた目で見ている(つもり)
当るも八卦当らぬも八卦、さて実際に走行した時にどう変わるかも楽しみ、楽しみ
先ずは跨った感じでは、C109Rの車体は左程大きくない。むしろフロントサドルは長大なLCに比べて確実にコンパクトだ。少なくともLC/C90に限って言えばSuzukiの純正サドルは比較的出来が良くて長距離でも尻の痛みが殆ど無い。C109RのサドルはC90のそれに近い感じでLCよりは硬め、薄目で同じような座り心地。
ハンドルはLC>C109R>C90が好みの順、C90は広がり過ぎてバーエンドが下がっている感じて一寸乗りにくいのはLC/C90乗りの仲間内では定説。C109RのハンドルはLCより少し開いて広い感じだが左程違和感は無い。ただハンドル径が1.25インチ(32mm)と大径なのは社外オプションパーツを選定する時に限定される可能性がある。
スイングアーム周りについては好みの分かれる所だろうが、個人的にはLCのシンプルさを好む。リアサスの位置が、LCは斜めに入っているのに対し、C109Rは横置き、取り付け位置よりはマルチリンクの数が少ない方がフリクションロスは少なくなる筈でこの辺りでリアサスの動きは興味のある所。
もう一つはC109Rの横置きは最低地上高の低いアメリカンの場合当る可能性が大きいような気がする。黒いプラスチックのダストカバーが付いてはいるがアンダーガードとしては役には立たないだろう。
リア周りでもう一つ気に入らないのはパッセンジャーステップ。LCはアルミ鋳造だがC109Rのそれはまるで20年位前のトレール車のステップの様で、安っぽい上に、LCより更に位置が高過ぎ、リアサドルに座ってステップに足を乗せると膝が極端に窮屈で足が攣ってしまった(苦笑)
短足の私(173cm/股下81.5cm)でそうだからアメリカ人からはクレームが付いている筈。ステップボードにして、ステップエクステンダー(リアステップの位置を前の下に下げるものでLCでは社外品あり)が頻繁にタンデムライドをするなら必要と思う。
戻ってフロント周り、相変わらず【華が無い】作りというのが第一印象。イグニッションS/Wを入れるとスピードメーターの針が一度右一杯まで振れてから0位置に戻る。記憶が定かでは無いが最高速は220km/hまで刻んであったような。
LCでは素の時に180km/hのメーターを振り切り190km/hでストッパーに当っていたから(ウインドシールド、パニア等を付けると空気抵抗でスピードと燃費は悪化)、C109Rは多分実測200km/h前後は出るかと店とは話していた。200km/hをオーバーすればとりあえずHDとのエンドレスの低速バトル(150~170km/h)からは抜け出せそう。
YAMAHAのXV1900シリーズはハンドル周りのワイヤー、ケーブル類を全てハンドル内に収納していたが、C109Rは全部外出し、でも私は外出しの方を好む。
因みにクラッチがLCが油圧だったのに、C109Rではワイヤーになっている。どちらも長短あるので一概には優位性は語れないが、C109Rのクラッチは相当軽い。
引き起こしもLC程低重心では無いものの、左程重たくも無い。LCはバッテリーやガソリンタンクの位置を工夫?して低重心化を図っていたが、C109Rはコンベンショナルな作りで工夫や新しいアイデアの投入は無い。
エンジンを掛け、シフトしてみる。C109RのシフトフィールはLCのガチャンとC90のコツンの中間、カシャという感じ。ただそんなに素早いシフトをするわけも無く、ましてシフトアップはヒールシフトなので明確なシフトストロークは嫌いでは無い。
アクセルを捻り、ブルッピングをすると、縦置きVツインにも係らず左右へのエンジンの揺れを感じる。特に右にイナーシャーが掛かる感じ。シャフトドライブのそれというよりも股下のエンジンそのものが右に揺れる感じが面白い。LCは勿論のこと、以前乗っていたBMWのR65、R100RSよりもむしろ強く感じる。
対し上下の振動は殆ど感じられない。この辺りは実際に走行してみないと何とも言えないが、バランサーの効果なのか?いずれにせよ長距離走行では振動は負の要素なので少ない方が好ましい。
排気音はまあ1800ccならこんなものでしょうという感じ。若干高周波が混じるのはSUZUKIの伝統か?メーカーが莫大な費用と技術を投入して走行性能と音のバランスを取っているのだろうから(多分)、排気系を社外品に交換する気は無いし、それは大昔乗っていたXV750Splまでで卒業している。
特にC109Rはハイオク仕様なので、燃調、燃費に影響する部分はいじりたくない。それにしてもあのパンケーキの様な(と勝手に呼んでいる)ピストンを有するショートストロークエンジンの耐久性はどうなんだろうか?
まあ跨ってエンジンを掛けただけのインプレッションはこんなところだが、実際に走行すると印象がどう変わるのか、かわらないのか…長年の経験からするとこのpreliminary impressionが案外当っているのだが…
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当るも八卦当らぬも八卦、さて実際に走行した時にどう変わるかも楽しみ、楽しみ
先ずは跨った感じでは、C109Rの車体は左程大きくない。むしろフロントサドルは長大なLCに比べて確実にコンパクトだ。少なくともLC/C90に限って言えばSuzukiの純正サドルは比較的出来が良くて長距離でも尻の痛みが殆ど無い。C109RのサドルはC90のそれに近い感じでLCよりは硬め、薄目で同じような座り心地。
ハンドルはLC>C109R>C90が好みの順、C90は広がり過ぎてバーエンドが下がっている感じて一寸乗りにくいのはLC/C90乗りの仲間内では定説。C109RのハンドルはLCより少し開いて広い感じだが左程違和感は無い。ただハンドル径が1.25インチ(32mm)と大径なのは社外オプションパーツを選定する時に限定される可能性がある。
スイングアーム周りについては好みの分かれる所だろうが、個人的にはLCのシンプルさを好む。リアサスの位置が、LCは斜めに入っているのに対し、C109Rは横置き、取り付け位置よりはマルチリンクの数が少ない方がフリクションロスは少なくなる筈でこの辺りでリアサスの動きは興味のある所。
もう一つはC109Rの横置きは最低地上高の低いアメリカンの場合当る可能性が大きいような気がする。黒いプラスチックのダストカバーが付いてはいるがアンダーガードとしては役には立たないだろう。
リア周りでもう一つ気に入らないのはパッセンジャーステップ。LCはアルミ鋳造だがC109Rのそれはまるで20年位前のトレール車のステップの様で、安っぽい上に、LCより更に位置が高過ぎ、リアサドルに座ってステップに足を乗せると膝が極端に窮屈で足が攣ってしまった(苦笑)
短足の私(173cm/股下81.5cm)でそうだからアメリカ人からはクレームが付いている筈。ステップボードにして、ステップエクステンダー(リアステップの位置を前の下に下げるものでLCでは社外品あり)が頻繁にタンデムライドをするなら必要と思う。
戻ってフロント周り、相変わらず【華が無い】作りというのが第一印象。イグニッションS/Wを入れるとスピードメーターの針が一度右一杯まで振れてから0位置に戻る。記憶が定かでは無いが最高速は220km/hまで刻んであったような。
LCでは素の時に180km/hのメーターを振り切り190km/hでストッパーに当っていたから(ウインドシールド、パニア等を付けると空気抵抗でスピードと燃費は悪化)、C109Rは多分実測200km/h前後は出るかと店とは話していた。200km/hをオーバーすればとりあえずHDとのエンドレスの低速バトル(150~170km/h)からは抜け出せそう。
YAMAHAのXV1900シリーズはハンドル周りのワイヤー、ケーブル類を全てハンドル内に収納していたが、C109Rは全部外出し、でも私は外出しの方を好む。
因みにクラッチがLCが油圧だったのに、C109Rではワイヤーになっている。どちらも長短あるので一概には優位性は語れないが、C109Rのクラッチは相当軽い。
引き起こしもLC程低重心では無いものの、左程重たくも無い。LCはバッテリーやガソリンタンクの位置を工夫?して低重心化を図っていたが、C109Rはコンベンショナルな作りで工夫や新しいアイデアの投入は無い。
エンジンを掛け、シフトしてみる。C109RのシフトフィールはLCのガチャンとC90のコツンの中間、カシャという感じ。ただそんなに素早いシフトをするわけも無く、ましてシフトアップはヒールシフトなので明確なシフトストロークは嫌いでは無い。
アクセルを捻り、ブルッピングをすると、縦置きVツインにも係らず左右へのエンジンの揺れを感じる。特に右にイナーシャーが掛かる感じ。シャフトドライブのそれというよりも股下のエンジンそのものが右に揺れる感じが面白い。LCは勿論のこと、以前乗っていたBMWのR65、R100RSよりもむしろ強く感じる。
対し上下の振動は殆ど感じられない。この辺りは実際に走行してみないと何とも言えないが、バランサーの効果なのか?いずれにせよ長距離走行では振動は負の要素なので少ない方が好ましい。
排気音はまあ1800ccならこんなものでしょうという感じ。若干高周波が混じるのはSUZUKIの伝統か?メーカーが莫大な費用と技術を投入して走行性能と音のバランスを取っているのだろうから(多分)、排気系を社外品に交換する気は無いし、それは大昔乗っていたXV750Splまでで卒業している。
特にC109Rはハイオク仕様なので、燃調、燃費に影響する部分はいじりたくない。それにしてもあのパンケーキの様な(と勝手に呼んでいる)ピストンを有するショートストロークエンジンの耐久性はどうなんだろうか?
まあ跨ってエンジンを掛けただけのインプレッションはこんなところだが、実際に走行すると印象がどう変わるのか、かわらないのか…長年の経験からするとこのpreliminary impressionが案外当っているのだが…
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