里の家ファーム

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カラスの大量死

2015年01月15日 | 自然・農業・環境問題

『院長の独り言』より 

・埼玉県でカラスの大量死が発見されたが、原因不明である
・南風椎氏が指摘されているように「虫や鳥や木が消え始めたら、次は人間が消えていく番だ」なのである
 わかっている人が読めば、背筋の寒くなるニュースが年始に流れました。

カラス111羽の死骸見つかる 埼玉、餓死の可能性も
朝日新聞デジタル 1月7日(水)21時19分配信
 埼玉県は7日、年末年始に県内4カ所でカラスの死骸が計111羽見つかったと発表した。いずれも外傷はなく、鳥インフルエンザの感染も確認されなかった。大半の死骸の胃に食べ物がなく、県は餓死や細菌性腸炎の可能性があるとみて原因を調べている。

 県によると、県南部の入間、狭山、所沢の3市にまたがる半径3キロの範囲の3カ所で、昨年12月30日~1月6日に計81羽の死骸が見つかった。いずれも近くに雑木林があり、カラスのねぐら近くとみられる。また、北に約40キロ離れた熊谷市の砂利採取場でも1月5~7日に計30羽の死骸が見つかった。

 これらの死骸から県が一定数を抽出して鳥インフルエンザの簡易検査をした結果、いずれも陰性だった。埼玉県内ではこれまで、カラスが1カ所で10羽以上死んでいた例はない。全国では秋田県で2011年2月、54羽が細菌性腸炎で死んだ例があるという。(池田拓哉)

埼玉県と言えば、ある程度の農業県ですし、しかもかなりの人口が有り、森も豊富でしょう。そんなところであのカラスが餓死するとは、非常に考えにくい。そもそもカラスは、雑食性でかつ、賢いためにいくら追っ払っても、追い払うことなどできないのは皆さんご存じの通り。

 こうなると思い出すのは、原発事故当初にいわれていた鳥の異変です。2011年末にはここ、熊本でさえも鳥を見かけないとして、記事になったほどです。このように丹念に見ていれば、放射能汚染が決して東日本だけにとどまるものではないことなど、誰の目にも明らかなはずです。

 人間と鳥、どちらが放射能汚染に強いのか。そして、どのような鳥が人間と同じような強さを持つのか。とても実験できないような生体実験をあの731部隊が行っていました。

悪魔の飽食―第七三一部隊の戦慄の全貌! (続) (角川文庫)p.68

 「チャンパーをつなぐぶいパイプの聞には、鉄絞製の遮断阪が丘し込まれていた・・ファンを回し、ダンパーを抜くとはじめて、発生したガスがマルタの入っている小室へ流れこむ仕掛けとなっている・・・風圧のためダンパーの抜き差しには大きな力が要った。兵二人が、命令一下、それっとばかりに鉄板を引きぬくのだ・・・大チャンバーには島津製作所製のガス濃度計が取りつけられてあり、マルタの死とガス濃度の相関数値が測定できるようになっていた」
 元五一六隊員の証言である
 ダンパーが依かれると同時に、総ガラス綴りチャンバーの外で、ストップウォッチを片手にした七三一隊民らがガラスに額を近づけて「丸太」の一部始終を観察し、16ミリ路影機が回った。
 パイフから送り込まれる青酸ガスを吸い込むまいとして、台車上の「丸太」は動物的なうなり声を上げ、発狂したように身体をゆすった。次の瞬間、目をカッと見開いた「丸太」の口から白い泡が吹き出て四肢が硬直したかと思うと、がっくりと頭を前へ折り、「丸太」は絶命した。』--
「青酸ガスで死んだマルタの顔は例外なく鮮紅色を空していた・・イベリットガスで死んだのは全身水泡を発し、焼けただれて正視できぬほどのむごたらしい死体となった・・・われわれの実験では、マルタの強度は大体ハトと同じだった。ハトが死ぬときにマルタも死んだ・・・一日の実験は午前、午後を通して行ない、七三一では通算五十回以上やられた」


(注)マルタとは、731部隊で人体実験をさせられた人間のことをさす。

ハトとカラス、どちらが丈夫かは言うまでもないでしょう。

2011.7.27 に南風椎(はえ・しい)氏は、次のようにブログに書き記しています。

クモの巣がなくなった。去年までは家の周りを歩くのにも、長い棒を持って巣を払いながらじゃなきゃ歩けないほどクモたちはたくさんの巣を張りめぐらせていた。
今年は低い木陰をのぞきこんで探しても見つからない。皆無だ。
クモ自体が消えたのか、巣を張ってもつかまる虫がいないためやめてしまったのかはわからない。

この森が異常な事態であることは断言してもいい。
街のコンクリートやアスファルトに積もった放射能は雨が流してくれるけど、土や草むらに降る放射能は積もり続けるので危険だとも聞いた。
森は土と草むらの上に乗っかっているものなのだ。

昔教わった生態学の基礎の基礎はこうだった。
「虫や鳥や木が消え始めたら、次は人間が消えていく番だ」

ぼくたちは今、知らされているよりはるかに大きな危機の中で茫然と立ち尽くしているだけなんじゃないか、という思いは日々強くなっている 



 福島県では奇形児は全く増えていないとか、明らかに増えている甲状腺癌も増えていない などと、主張したところで、真実をゆがめることなどできるはずもありません。