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吉野彰さん、ノーベル化学賞 おめでとうございます。

2019年10月10日 | 社会・経済

ノーベル化学賞 少年期の「なぜ」原点 教諭との出会い 科学の魅力知る

東京新聞2019年10月10日 朝

 

 

   小学四年の時、担任の女性教諭との出会いが、吉野彰さんの偉業の原点となったという。薦められた英国の科学者、ファラデーの著書「ロウソクの科学」。なぜ燃えるのか? 炎の色が異なる理由は?…。誰もが浮かぶ素朴な疑問に対して、子どもでも分かりやすく解説した内容に引きこまれた。 (安田功)

 同じ頃の遠足での出来事も忘れていない。飯ごう炊さんに必要な石を水中に入れながら運んでいると、重かった石が軽くなったことを発見。喜んで、この教諭に伝えると「これがアルキメデスの浮力の原理なんだよ」と教えてくれた。教諭は大学時代に化学を専攻していたといい、「身の回りにある現象を通じ、化学の面白さを教えてくれた」と感謝する。

 四人きょうだいの三番目として、大阪府吹田市に生まれた。今は大規模なニュータウンとなったが、少年時代は池や竹やぶなど手付かずの自然が残されており、毎日のように昆虫を追い掛けた。互いに接近しあうトンボの習性を利用し、最初に捕まえた一匹を棒に結びつけたひもでくくり、別の個体を呼び寄せる工夫を凝らした。

 理科だけでなく、若い頃から考古学や地理への関心も高かった。今でも羽田-伊丹間の飛行機に乗る際は窓側の席を予約し、眼下に広がる奈良盆地の地形や古墳群に目を凝らす。「邪馬台国(やまたいこく)や卑弥呼(ひみこ)とか、詳しく分かっていない歴史は面白い」

 昨年四月から名城大(名古屋市)で週一回の講義を受け持つため、頻繁に名古屋入りする生活となった。ただ「なごやめしは苦手。酒のつまみに『世界の山ちゃん』の手羽先くらいかな」と苦笑する。

 カラオケ好きで、松任谷由実さんの「ルージュの伝言」や中島みゆきさんの「悪女」などを歌う。「シンガー・ソングライターは、まず独創性が必要で、それがヒットし、広く世間の人に共感してもらう才能がいる。研究開発とまったく同じ。研究者でなかったら、なってみたかったかな」

◆「壁にぶつかれ」学生に説く

 吉野彰さんが教授を務める名城大天白キャンパス(名古屋市)でも学生が快挙を祝福した。

 週一回の講義に出席する学生は十五人ほど。「好奇心が旺盛」と評される吉野さんは議論を好み、学生の意見に熱心に耳を傾けるという。口癖は「常にニーズ(需要)とシーズ(技術)を意識しろ」。未来に必要な技術を見据えて研究を進める必要性を説く。

 講義を受けている理工学研究科一年の林拓未さん(22)は自動運転を研究しており、「IT革命を支えた吉野先生のように、自分も社会を便利にする研究に励みたい」と意気込んだ。

 同じく受講生の岩月駿弥さん(22)は、「壁をありがたく思え」という吉野さんの教えが印象強いという。リチウムイオン電池の電極の材料を見つけるまで苦労した経験を明かした際に「壁にぶち当たることで、新しいことは生まれる」と話してくれたという。


アロニア

今日、すべて収穫。

屋根からの眺め

ペンキ塗り再開
 前の急斜面はほとんどゴミもなかったのですが、暖斜面ですので結構ゴミが多く、取り除くのに結構な時間がかかりました。1/3のところでペンキ切れ。購入してこなければ・・・