十勝小豆と「北海道産 十勝小豆」の違い
大手ファッションブランドを始め、電子機器やバイクなど工業製品、ソフトウェアなどの商標を不正に使用した模倣品や海賊版が多数製造され、一般店舗に並べられている。
また、「青森」「鹿児島」など商品と無関係な日本の地名が商標として登録される事も起きており、問題視されている
余談ながら、紛らわしい事例だが、たとえば、加工品の表示に「十勝あずき100パーセント使用」とあっても、(=イコール)北海道産の十勝小豆100パーセント使用とは謂えない。同国の国人業者などを通じて自国内で身勝手に商標“取得”して来たブランド名は膨大である。
たとえば、代表的なものでは米の「コシヒカリ」や「ささにしき」、リンゴの「ふじ」「むつ」などが知られているが、中国で生産されたこれらの日本由来の品種がそのパクリそのままに日本へ入って来ており、「十勝小豆」もその例外ではない。こうしたトリックも有るので、ご関心をお持ちの方におかれては、「都道府県」産表示を含めてのチェックが必要不可欠である。
食品以外の分野でも、商標や名称のパクリが横行している現実もままあり、食品見分けの視点、ノウハウはこれら他の場面でもお役に立つ場面が有るに違いない。
島津 義広 ブログ『博士の独り言』より