野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
今日は干しイモ用のさつまいも(タマユタカ)の収穫日です。
朝の会が終わって、畑係ばくちゃんから今日のやることの説明を聞きます。
「今日はここの2列のさつまいもを掘ります。
こっちの1列はぜーんぶ年長さん6人だけで掘ってもらいます。
大人は手伝わないので、6人で力を合わせてがんばってください。」
思いがけないことで、ちょっとびっくりした顔の子や、誇らしい顔、ニヤケ顔。
でもなんだかとっても嬉しそう。
朝の会が終わると、年長さん何も言わずにサササーっと靴を履いて畝に向かいます。
最初のうちは6人で!と言う思いがあったのか同じものを一緒に掘り起こしたり声を掛け合っていた6人。
でも、一人抜け二人抜け・・・
なにか面白くないことがあったのか、どうなのか。
Rう、Rきはツルをポキポキする係へ、Kいはとなりの畝へふらふら。
Cた、Aき、Lとの三人は最後の方までずっと盛り上がっていました。
今日は年長さんにすべてお任せ!でも見てるとついつい気になってくるもの。
(じゃまそうなツル、どけたらいいのに~)
(まだまだ掘ったらでてきそうだよ~)
言いたい気持ちをググッと堪えて、必死に見守っていました。
大きなものは赤ちゃんの頭よりも大きくて、根っこと根っこが繋がったチャンピオンベルトみたいなものまで、たくさん採れました。
収穫後、ツルをつかって女の子達は、腰に巻きつけて遊び始めました。
踊りが得意なべっちゃんがマイムマイムを教えてくれて、初めは「恥ずかしい~」と言っていた(と言いながらもすごくやりたそ~にしてる!)年少さんも加わって、みんなで輪になって踊りました。
マイムマイムはいつのまにかかごめかごめになり、みんなとっても楽しそう!
午後からは、収穫後の空いた畝で泥んこ遊び。
こうやって汚れることを気にせずに夢中になれるのって、
やっぱり子どもの時だけだな~って思いました。
畑のおばさんのビニールハウス横で、キンモクセイのいい香りがします。
花弁をとってにおいをかぎながら、
やのちゃん「Lとほら、秋のにおいだよ。」
それをかいだLと「ちょっとかして。」
仲間のところへ行き・・・
「Aき~、ほらこれAきのにおいだって!」
やのちゃんおかしくて仕方なかったようです。
先週蒔いた大根。
かわいい芽が出てきました。
まだ空いた畝があったので、のうちゃんにもらった何かわからない種と、春菊を植えました。
このこたちが大きくなる頃、畑は冷たい風が吹くのかな。
あったか~いお味噌汁作って、またみんなで食べようね。
(ふーみん)
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