野外保育 とよた 森のたまご
小さな草にも、大きな木にも、一つ一つに役割があり、私たちの生活に欠かせないものを、
小さな手で触れ、いろんな気持ちをいっぱい感じ、育ってほしい。
子ども同士の関わり、時間を大切にし、満足感や、達成感をたくさん味わってほしい。
大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、
必要な時には知恵のエッセンス。
大人も子どもも育ち合い、自分らしく生きる・・・
『森のたまご』にしか出来ない、手作りようちえんを創っていきたいと思っています。
雲一つない、いい天気です。
さて、今日の作業は
1 先週収穫したさつま芋とかぼちゃの天ぷら
2 小松菜、カブ、玉ねぎ、いちごの土壌作りです。
朝の会はスムーズに始まりました。今日の作業内容を伝え、
年長さんに要交渉。 ばく「いちごを植えたいから、落とし穴の場所を移動して」
Aき「嫌だ」 ばく「最近、遊んでないじゃん」 Aき「遊んでる」
他の年長児もうんうんとうなづく。交渉成立ならず、、、
最近遊んでないのですが。
言わずに勝手に畝にするのは悪いし、言うと「嫌だ」と返事がくるのは
予想していましたが。結論→年長児の意見を尊重し、落とし穴を残し
いちごの植える場所を変更することにしました。
年長チームは5分ほど落とし穴で遊び、天ぷらの準備もせず用水路へ
消えていきました。
天ぷら作業は年少、年中チームが手伝ってくれました。
芋を選び、洗って包丁で切りました。Kぎが持参した包丁が、
人気で列を作って並んでいました。母が見ていて指を切るのではないかと
ハラハラしてしまう子がいたり、年中Tきやいつのまにかやってきた年長Kいは
手慣れていて安心して任せられました。
揚げの作業に入るといい匂いに誘われて、調理に興味のなかった年長チームも
フラフラッとやってきて、「食べた~い」のコール。
みんなで2回つまみ食いをしました。揚げたては最高においしかったです。
熱いのに揚げ続けてくれたのえちゃんありがとう。
やのちゃんが「食べたんだから、働いてもらわないとね」
その言葉を素直に聞き入れたLとはくわを持って一人で畑を耕してました。(さすが!!)
それを見て当番母さんが「Lとが耕してるよ~」と言うと、顔つきが変わり、
みなハウスにくわを取りに行き、耕していました。
KいとCた、Lとは1人ずつ順番に、ポケモンの名前を叫びながら耕してました。
前に進みません。同じところばかり耕してました。
ハウスからなかなか出てこないRう。しばらくすると、天ぷら鍋の隣で
揚がった天ぷらをおぼんに移動してくれてました。油がとんでくると「アチ。アチ。」
と言いながら最後まで頑張ってくれました。途中でLとも加わり、芋を衣にいれて
くれました。
天ぷらをつまんだ後、弁当を広げてSこ以外の女子プラスPたで女子会が始まってました。
内容は「おなかすいた~」「早く食べた~い」「まだ?」です。
しかし、年長さんが耕し終えるまで食べないでずっと待っててくれました。
「春芽吹き」コールは今日当番のRきの号令で始まり、食べ始めました。
てんこ盛りにあった天ぷらは“あっ”という間に子どものおなかの中に消えていきました。
「揚げたて」「自分たちで育てて掘った芋、かぼちゃ」だから、格別においしかったです。
昼からは野菜スタンプをする子たち、どじょう探しをする子たちとグループに分かれて
楽しんでました。
帰りには大根を間引いて持ち帰りました。
自分たちで育てた野菜を食べるのは、最高の贅沢ですね。
次はどんな恵みをいただけるかな?
(ばく)
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