野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
公式サイトhttps://www.morinotamago.com

6月7日(土)お父さんとおさんぽ会

2014年06月07日 | 年間行事
家をでるときに晴れていた空は少しずつ雲行きが怪しくなり、車を走らせているとザーザーと雨が降り始めてきました。
今日はたまごのみんなが楽しみにしていたお父さんとお散歩会。
雨天中止の予定でしたから、雨が上がってくれることを祈りつつ現地へ。
しかし到着すると、なんと現地は青空で驚きました。
前日にたくさんのこどもがお散歩会を楽しみに待っている声が聞こえていたので、中止にしたくないみんなの思いが届いたのかな?
 
ほっとしたのもつかの間、たまごのみんなが集まった頃にはパラパラと雨が降り始め、こどもたちはそれぞれのお父さんやおじいちゃんにカッパを着せてもらい、小雨の降る中“朝の会”は始まりました。
いつもと違う雰囲気に緊張しているのか、雨でお散歩に気が進まないのかお父さんにぴったり寄り添うこどもたち。
いつもより簡単な朝の会と代表の短めの挨拶と当番母の一日の流れ説明を行い、いざ出発。
そこにこどもたちから遅刻しているMんを待とうという声が聞こえたので、とてもゆっくりと歩き始めました。


ちいさい組のSなは出だしから「抱っこぉ~、リュック持ってぇ~」と言い、Yくんも「痒い、休憩する」と言い、HきはKなが「一緒にお弁当食べよう!」としつこくHきを追いかけると顔面に迎撃パンチをお見舞いしたのです。
それを見ていたお世話好きLおはKなを守るべく颯爽と登場し、その後も二人は一緒にお腹空いたコールを合唱したりして一緒に過ごしていました。
一方HきはSなに「一緒にお弁当食べよう!」と言うがあっさり断られ、こちらにも失恋パンチ…。

まんなか組のTみとYとはテンション高く駆け出すも大人の見える範囲で待っていてくれて、どこまでOKか判っている様子。
昨年は触れなかった青虫の柔らかさに夢中のHめは、たまごのみんなが彼のかたつむり好きを知っていて、NたやHまだけでなく彼の元へとかたつむりが集まってくるのでした。
おかげで彼の持っていたケースには大小太細の青虫と薄緑で半透明の小さなかたつむりが沢山入っていました。


お父さんが気になるけど先頭のTみたちに追いつきたいおおきい組のKたや、お父さんに飛びつきながら歩くSや。
今朝は非常に大人しいYゆは仲良しのHりが話しかけても返事をしてくれずHりが戸惑いの表情。
お父さんがHりと話し出すとYゆの顔も晴れてきて、HりがYゆのお父さんに飛びつく場面なども見られました。


行き道も帰り道もお父さんと歩くPたは広場につくとYゆと一緒に大量のバッタを捕まえて遊んでいました。
じいちゃんと歩くHのは母が当番でしたが母には殆ど寄り付かず、広場でもじいちゃんと一緒にBB弾集めに熱中して、147個のBB弾を数えていました。
ポケットにそんなに沢山入っていたことと、Hのが147まで数えたことに驚きでした。

お腹が空いたという声が本格的にでてきても雨は止みませんでした。
こどもたちはどこでお弁当を食べるかをあちこち言い合った後、木の下にシートを敷くNたに続くこどもが増えて食べる場所が決まりました。
不思議なことにお弁当を食べ始めると雨は止み、食べている間だけでも止んでくれた雨に感謝しました。
お父さんと食べるお弁当はいつもより少し静かで、ソワソワしながら美味しそうに食べる顔が印象的でした。


行き道はお父さんと手をつなぎ落ち着いて歩くKほは、帰り道はHりとKなと一緒に私と歩いていて、坂道で息切れする私が「誰か泣いてる?」と尋ねると「Sなだ!Sなちゃ~ん、大丈夫~?」と大きな声で叫んでくれました。
Hりが「3人で言わないと聞こえないかも!せ~の」と言うと、Lおも参加して4人の「Sなちゃ~ん、大丈夫~?」が何度も何度も響き、Sなの泣き声は聞こえなくなりました。
私たちはそれで前に進みましたが、Lおはずっと待っていてくれて、Lおの顔を見たSなはテンションが上がり、帰り道を進めたようです。


往復3キロ程の山道を歩くのですから、途中で歩けなくなるちいさい組がいても不思議はありません。
途中で出会ったYくんも「おまじないして~。」と言うので、いつものように「痒いの、痒いの、飛んで行け~」とすると、女の子3人もまねしてYくんを元気づけてくれました。
元気がでたYくんは走りだし、抱っこされることなくゴールできたのです。

今年もゴール地点にはお楽しみの梅ジュースが待っていてくれました。
何度もおかわりをするこどもたちに混ざり昨年仕込んだ梅ジュースを一息に飲み干すと、来週のたまごの梅狩りのことよりも何よりも疲れた体に染み込む美味しさに感激。

広場の池でヤゴを探したり、おけらが穴を掘るのを何度も何度も観察したり、コオロギやバッタを捕まえたり、花を集めたりするこどもたちの傍らに2,3人のお父さん同士が話をしている姿を見ていたら、お散歩会を行うことができて良かったと感じました。
お父さんの何人かに「雨天決行になってしまいましたね。」と言うと、「こういうの気持ちいいですね。」とか「こんな日の様子が見られて良かったです。」と嬉しい声が返ってきました。
梅ジュースを飲みながらこどもたちに「今日のお散歩どうだった?」と聞くと、「雨の日は勘弁!」と返ってきましたが…。
来年は晴れますように。皆様お疲れ様でした。
(保育者・とっぴー)

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今日は子供たちが楽しみにしていたお父さんとおさんぽ会。
家でもいつもよりはりきって身仕度したり、パパと一緒に森たまに行ける喜びを隠せなかったり、この日に向けて体調を整えたり、明らかにいつもと様子が違う子供たち。
朝いつもの場所に集合してもお父さんから離れず、お父さんに甘えられる時間をすでに満喫しています。

さて、このおさんぽ会。唯一の心配は前日から崩れていた天気でした。
担当係は数日前から天気予報とにらめっこ。
当日朝もあらゆる天気予報、そして空を見ながら「いける!」と判断。

ところが、、、
みんなが集まりだした頃からポツポツ降り始めました!
すぐやむかな、という希望を込めた予想も当たらず降り続きます。
結局、そのまま出発の時間を迎えました。
雨は慣れっこのたまごたち。だけど、貴重なお休みの日に参加してくれたお父さんが雨に濡れてしまうのは少し気がひけます。
しかし道中、お父さん達から「こういう雨も気持ちいいですね。」「子供たちも普段こんな感じで雨の散歩してるんですよね。」という嬉しい声が聞かれました。

さて、雨の中でも子供たちの遊びは盛り上がりました。
青虫、カタツムリを捕まえたり、足踏みすると跳ねる小さな小さなたくさんのバッタを捕まえたり、おじいちゃんとBB弾を147個拾ったり…。


誰かの「お腹すいたー」の声もなかなかみんなに届かないほど集中していました。

お弁当はLおが食べる場所を見つけてくれました。高い木の下で雨がしのげる場所を。
幸いお昼の時間は雨があがり、楽しい時間を過ごせました。


さて、帰り道。
Sなちゃんが「抱っこ~」とお父さんに泣きついています。
いつもはがんばり屋さんのSなちゃん、今日は雨にも降られお父さんに甘えたかったかな。
なかなか出発できません。
その時、「Sなちゃ~ん、だいじょうぶ~?」という声が。
先に坂を上りきったHり、Kほ、Kなが上から叫んでいます。それにつられ、その少し下にいたLおも同じく叫びます。
その声にしばらく辺りに響いていたSなちゃんの泣き声が止まりました。
そして少しずつ少しずつ歩き出しました。Lおが迎えに行き、一緒に歩きます。
おかげで一番大変な階段を上り切れました。そしてSなのスイッチは完全にオンです。
「Sなちゃんカンペキ~」「グッジョーブ♪」どんどん歩きます。
そして笑顔でゴールまで戻ってきました。
友達の励ましが一番のパワーの源だったね☆よくがんばりました。

ゴールの場所では去年仕込んだ梅ジュースが待っていました。
疲れた体に冷た~い梅ジュースは本当に美味しく、みんなおかわりが進んでいましたね。

このおさんぽ会、年中児のお父さんは、去年父にべったりだった我が子が今年は自分から離れて楽しく友達と過ごす姿を見て成長を見たそうです。

参加して下さったお父さん、雨にも降られてしまいましたが一緒に楽しい時間を過ごしていただきありがとうございました。

(母ちゃん・みき)

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「森のたまご」お問い合わせ:mie084@hotmail.com
代表:遊佐(ゆさ)080-5122-1052

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