今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

石田徹也展

2008-11-20 14:49:42 | ノンジャンル
練馬区立美術館で「石田徹也―僕たちの自画像―展」を観た。

シュールレアリスムの手法(マグリットのようなダブルイメージ、デペイズマン)ぽいところ+風刺&ブラックユーモア。
描かれている人物が作家自身のように見えるせいか
風刺といっても上から見下ろす感じにはならず
自嘲的な哀しさが漂う。

初期のころはイラストレーション寄りのわかりやすい、説明的な絵(紙や板にアクリル)。
それがある時期からより絵画的になって(キャンバスに油彩・アクリル)
執拗な描写、痛ましさが増す。
どの絵にもうつろな表情の人物。

大学ノートを使ったアイデア帳、
実物大の下絵(方眼を引いて、定規を使ってパースを取った生真面目な下絵)も展示してあった。
駆け抜けるように多くの作品を遺し、31歳で亡くなった。
「再生」と題された、点滴に繋がれた自分自身を描いた作品に
胸が衝かれる思いがした。





それからギャラリーハウスMAYAに行って
林陽子銅版画展を観た。
カラフルな銅版画で描かれている不思議な乗り物や家が繊細でかわいかった。

他の表参道のギャラリーも見たかったけれど、
時間がなかったのでパスして
The Artcomplex Center of Tokyoに行った。
そこでやっているオリジナルポストカード展や他の部屋の展示も観て
(スズキコージのライブペインティングのDMをしっかりゲット。)
表彰式会場のポプラ社に行った。

山田養蜂場主催の「ミツバチの童話と絵本コンクール」の
一般の絵本部門で優秀賞がいただけたので、
またもや東京におでかけできたのだった。
最優秀賞の人の作品はポプラ社から出版されると聞き
またもや悔し涙を流したのだった。

式後のお食事会は、今回は名刺交換のチャンスもなかったので、
おひさまの時の反省を生かし、ひたすら食べることに専念していた。
他の受賞者の方が角野栄子さん(また審査員なのだった)に
声をかけたのに便乗して
ツーショットの写真を撮ってもらった(*^_^*)

副賞は山田養蜂場製品。
サプリメントや化粧品や蜜ろうクレヨンが送られてきた。
蜜ろうクレヨンのふたを開けるとふわっといい匂いがする。
巻紙には、ブライアン・ワイルドスミスの絵が描かれていて
はがしてしまうのがもったいない感じだ。