今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

ハポンとチャイナ

2009-05-24 11:34:00 | ノンジャンル










追加公演をやっているということなので
去年も行ってなかなかよかった
「ハポン劇場」の「草枕」を観に行った。

ニワトリさんの衣装や動きがかわいかった。
小坊主の衣装(鍋のフタを縫い付けた帽子?)やダンスもよかった。
奈落(?)をお風呂に見立てたり
背面の扉(すぐ外が公道)から役者が出入りしたり
(なので、上演時間に劇場の前にいると
いろいろ面白い物が見られますよー)
感心させられる演出の工夫満載で楽しい。
「芝居は、役者の身体を味わうために有る」という
この芝居の作者の言葉を
なるほど~と実感させられる舞台だった。

その後、なかなか行けなかった愛知県美術館の
三沢厚彦のANIMALSを観ようと思って
アヴァンギャルド・チャイナは、疲れそうだからまあいいやパスしよう
ANIMALSの券をくださいと言うと、常設展扱いということで
常設展の券をわざわざ買うのももったいない気がして
アヴァンギャルド・チャイナの券を買えば
常設展の券もついてくるということなので
アヴァンギャルド・チャイナも観る羽目になって、
観たらやっぱり疲れた。

「身体を張ったパフォーマンス」=アートなのか・・・
カーテンで仕切られた、映像作品の部屋の入り口に
「見る人によっては気分が悪くなるかもしれないから」
と但し書きがついている。
文化大革命の後遺症で鬱屈?
10年以上前、こういうパフォーマンスをしたアーティストたちは
今はどう思っているんだろう。
あんなパフォーマンスしちゃって痛かった。若気の至り。
などとは思っていないでしょうが。

 画像は県美術館のホームページから



つけたし。
6月4日で1989年の天安門事件から20年になるという記事が新聞に載っていた。
経済成長著しい今の中国でも民主化は進むどころかきびしい監視、規制が続いているそうだ。
中国の学生の間でもかつてのような関心は薄れ、また、同様に厳しい就職状況の中で問題視されることを怖れて行動に出る学生が減っているとか。
米国はもっと中国の人権問題に関心を持ってほしい、
日本の関心は非常に薄い、という声が載っていた。

無関心だった他国の人間に意識させる、という意味でも、意味のある中国現代アートだった。