今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

THE ハプスブルク

2009-10-18 14:11:00 | ノンジャンル











ヨーロッパの肖像画などはちょっと息苦しくなるような感じがあって
どうしても観たいかと聞かれるとそうでもない展覧会だったが、
おひめさま、や、だいじん、を描く必要ができ、参考になりそうだったので
国立新美術館に行ってきた。

ハプスブルクといえば、マリー・アントワネットの実家。
お母さんのマリア・テレジア(16人も子どもを産んだ)は
アントワネットとは違ってよくできた人。
くらいしか覚えがなかった。

結婚政策でどんどん領土を広げ、600年以上も続いた。
宮廷画家を抱え、肖像画をいっぱい描かせた。

衣装や、燭台などの小物、家具など、絵に使えそうなものを探しながら鑑賞したら
なかなかおもしろかった。
作品の数も多かった。(1500円はちょっと高いけど)

ベラスケスのマルガリータ王女が愛らしかった。
(22歳くらいで死んじゃったんだなぁ・・・
病弱で、どこで倒れてもわかるようにと、
服に鈴を付けられた皇太子フェリペ・プロスペロは4歳くらいで。)

展示は国別に分けられていて、
ベラスケスやムリーリョなどスペインの画家がよかったと思った。

他の展示も観たかったが、時間がなくて諦めて
表彰式会場に遅刻せずに行けたのに、席を間違えてまた迷惑をかけた。
全く自分の注意欠陥多動にも困ったものだ。


付け足し

ハプスブルク家の「青い血」を残すために
近親間で結婚を繰り返したために
長生きできない皇女や皇太子が続出したとか。
それを知って、この「皇太子フェリペ・プロスペロ」を観ると
あどけない表情が痛ましい。