神奈川県・中1の方の「耳あかはどうしてできるの」質問が記事に
有りましたので、記してみます。
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* 耳あかって、どうしてできるの?。
耳あかの元(もと)は古くなった皮膚なのです。耳は穴の中は外耳道と呼ば
れる細長い道と、突き当りに鼓膜があって、すべて皮膚で覆われています。
皮膚は常に新陳代謝をして新しい皮膚に変わっていて、けがや感染から
守ってくれています。
* 古くなった皮膚は耳の奥にたまっちゃわないの?。
そうはなりません。耳の穴の中の皮膚はベルトコンベヤーのように奥から
外側に向かって少しずつ動いています。
* 皮膚が動いているの?
そうです。だから古くなった皮膚は奥にはたまらず、耳の穴の入り口の方に
運ばれてくるようになっていて、入り口あたりには耳垢腺(じこうせん)と
いうものがあって、そこから出る分泌液と、運ばれてきた古い皮膚が混ざって
固められたものが耳あかなのです。
* 入り口の方に運ばれてくるってことは、耳の奥の耳掃除はしなくていいの?
そうです。耳掃除は、きれいな綿棒を使って入り口あたりを2~3周させるくらい
で、奥に突っ込むと逆に耳あかが奥に押し込まれてしまうこともあります。
毎日する必要はなくて、月に1、2回くらいで十分です。
お風呂上りだと、耳あかが柔らかくなっていて取れやすいです。
取材協力=東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室教授・山本 裕さん
最近耳かきを使うことが多くなり、耳あかも多くなったような気がします。
耳の奥の方には入れないように、気をつけたいと思います。
庭に咲いていた菊を、活けてみました。