うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

さて、新年度になったわけですが・・。

2009年04月01日 23時57分53秒 | うちなー日記(沖縄編)
本日、ついに新年度が始まりました。
私が沖縄にやってきたのは2005年4月1日でしたから、沖縄生活5年目が始まったわけです。

とは言いましても、まだ研究室も本格始動しておらず、大学の講義が始まるのは今月中旬以降なので、随分とまったりとしたものです。

卒業研究は予定していたところまでは終了し、ついに一つ目の(海外のジャーナルに投稿する)論文を書く段階になりました。
先日我が研究室の指導教官、O先生と寿司を食べに行った折、「4月中には論文を書き上げたいね」とおっしゃっていましたから、近々投稿できると思われます。
もっとも、投稿してすぐに載るわけではなく、何人かのレフェリーによる批評を経てからの掲載となるため、数か月から下手したら1年近くかかるのが一般的です。ただ、今回投稿を予定しているジャーナル「Protein Science」には、以前にもO先生の論文が掲載されているので、それほど時間はかからないと思われます。
O先生の見込みだと、今夏には我が第一号論文が日の目を見ることになりそうです。

純粋に自分の行った研究が学部生のうちにジャーナルに載るのは珍しいことなので、結構楽しみです。

では卒業研究以外はどうかというと、かなりヤバい状況です。
半年留年したせいで、奨学金が4月から貰えず、資金難に陥っています。
バイトを始める予定で、いくつかあたっていますが、まだ本決まりではありません。
卒業に必要な単位も今期中に取らねばならず、まだ明後日の成績発表を見ないと今期の授業計画は立てられませんが、結構タイトなことになりそうです。

さらに、大学院入試も刻一刻と近づいていますから、そろそろ本格的に対策勉強を始めなければなりません。

半年後、笑顔で卒業できるように、頑張らなければ・・。

【速報】本土、沖縄間に海底トンネル建設【2009/4/1】

2009年04月01日 20時37分24秒 | うちなー日記(沖縄編)
以下は、今日の南西産業経済新報の夕刊記事から抜粋したものです。

『「夢の計画、実現へ」・・・鹿児島―沖縄本島間に海底トンネル建設
 
 政府、自民党は1日、麻布太郎首相が指示した追加経済対策に基づき、鹿児島―沖縄本島間の海底トンネル建設計画を事業化する方針を決めた。10兆円以上とも言われる建設費用は、国債の発行でまかなう見込み。巨大公共事業を行うことで、内需の拡大を企図する。

 先月7日の沖縄での遊説で、麻布首相は「本土と沖縄を結ぶ道路・鉄道の建設により人的交流を盛んにし、沖縄の経済振興を促進したい」と述べ、建設に前向きな姿勢を示していた。

 国土交通省の試算によると、鹿児島―沖縄間全線の建設費用はおよそ13兆円とされており、リニア中央新幹線の建設に匹敵する巨大国家プロジェクトとなる。鹿児島・大隅半島を起点に、種子島、屋久島、トカラ列島、奄美諸島を経由し、沖縄本島の辺戸岬までの総延長700kmを、9つの海底トンネルと4つの長大橋で結ぶ計画だ。全線が自動車・鉄道の共用となり、九州新幹線を那覇まで延伸する「沖縄新幹線(仮称)計画」の主要部にもなる。なお、現在世界一の長さである青函トンネル(約54km)を凌ぐ、60km超級の海底トンネルを複数掘削するため、かなりの難工事となることが予想される。
 
 2005年以来、国と大手ゼネコンを含めたプロジェクトチームにより、建設手法が検討されてきた。トカラ列島の横当島と奄美大島の間は水深が深く、通常の海底を掘削する手法では建設が困難なため、一定の深度にコンクリート製ケーソンを並べて構成する海中トンネル方式での建設が見込まれる。この方式は、構想が取りざたされている日韓トンネルでの使用が計画されているが、これだけの長距離をこの方式で建設した例はなく、世界初の試みとなる。
 
 本年度から具体的な設計に取り掛かり、2010年度中の着工を目指す。全線開通は早ければ2020年代中ごろとされる。なお奄美大島―沖縄本島間は、比較的各島間の距離が短く水深も浅いため先行して建設が進められ、2010年代後半には供用される見込み。

 沖縄県の仲江真知事は正午過ぎ、今回の政府の決定に対し、「観光や産業の一層の振興が見込まれ、素晴らしい。大いに歓迎する」とのコメントを発表した。

 この壮大な海底トンネル建設計画は、まさに21世紀の「プロジェクトX」といえる。はたして不景気で沈む日本経済の起爆剤となりうるか、期待がかかる。
 
                                                                   (孫名羽奈々、ネゴトワ・ネティエ)』


以上、引用終わり。
非常に壮大な計画で、完成が待ち遠しいですね。将来は是非新幹線で沖縄に来てみたいものです。

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・・・嘘です。m(_ _)m 4月1日、皆様如何お過ごしでしょうか。