先週土曜日の昼、私は一人思い悩んでいました。
「東京に金環日食を見にいくかどうか・・」
実は、去年ぐらいから5月21日に東京に行くことは計画していました。札幌では今回の金環日食は部分日食しか見られませんし、次回日本で金環日食が見られるのは18年後のこと・・。天体現象好きの私としては、この機を逃してはきっと後悔すると思っていました。
しかし、5月21日朝の東京の天気予報は曇り・・。果たしてお金を出して東京に行き、ちゃんと金環日食が見られなかったら勿体ない。
だけど、もし東京に行かずに天候が回復し、金環がテレビニュースででも報道されたら、そのときはきっと歯軋りするに違いない・・。
かなり悩んだ結果、やらずに後悔するよりはやって後悔した方がマシだと決心し、土曜日の夕方に札幌を飛び出しました。
16時6分発の特急すずらん6号で一路苫小牧へ。
苫小牧駅から路線バスで苫小牧フェリーターミナルに向かい、太平洋フェリー「きそ」に乗船しました。
今回の旅では、少しでも出費を抑えるのと、一応日食が見えなかったときの保険として東京以外の観光をしておこうと思い、仙台行きのフェリーを利用しました。
ちなみに、この太平洋フェリーは非常に豪華なフェリーとしてフェリーマニアの間で有名で、「きそ」も2005年から2010年まで連続で「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」のフェリー部門1位を受賞していました。(2011年は同社の新造船「いしかり」が1位で、「きそ」は2位となっています)
15時間の船旅の後、5月20日の午前10時に仙台港に上陸。
この辺も去年の震災で津波被害を受けており、港から近くのJR仙石線多賀城駅まで歩いたのですが、かなり復旧は進んでいたものの、やはり所々に津波の痕跡(折れた木々や1階部分が壊れた工場)が見受けられました。
多賀城駅から11時20分発の仙石線高城町行き快速で東に向かいました。たまたまですが、石ノ森章太郎作品のキャラクターが描かれた特別塗装列車「マンガッタンライナー」編成でした。
松島海岸駅で下車。
高校時代から一度来てみたいと思っていた、松島を徒歩で観光しました。
幸いなことに、松島海岸は松島の島々が天然の防波堤の役割を果たしたそうで、比較的津波被害が少なく、早くから観光が再開されています。今回も、日曜日ということで多くの人が観光に来ていました。
2時間ほど松島に滞在し、13時39分発の東北本線仙台行き普通列車で仙台へ・・。
仙台駅で途中下車し、少し駅前を散策しました。ここいらでお腹も減ってきたので牛タンでも食べようかと思ったのですが、すぐに乗り継ぎの時間が来てしまい、断念・・。
東北本線在来線列車で1時間半ほど南下。のどかな農村風景が車窓を流れ、心穏やかな気持ちでした。
福島駅で途中下車。ここでも少し駅前を散策しました。遅めの昼ご飯にソースカツ丼を駅の名店街の食堂でいただき、腹ごしらえも完了。
福島からは東北新幹線やまびこを使ってワープしたりしながら、計5時間ほどかけて東京駅に出ました。
東京駅で研究室の元同僚(今年3月に修了)と合流し、秋葉原や神田で晩御飯を食べたり、電気屋で日食撮影用フィルターを買ったり、ゲームセンターで遊んだりして楽しい時間を過ごしました。
5月20日の宿は神田駅前のネットカフェ。結構設備も充実していて、快適でした。
5月21日午前4時半にネカフェを出て、早朝の羽田空港へ・・。
第二旅客ターミナルビルの展望デッキから金環日食を観察しました。最初は雨がぱらつく悪天候でしたが、日食が始まった頃から雲に隙間が出来始め、金環も無事に確認できました。とてもラッキー・・!
日食は午前9時頃に終わったのですが、その後すぐさまエア・ドゥの次便(ADO019便、B767-300ER、JA01HD)にチェックイン(スカイメイト利用)し、10時15分に東京を離れ、帰途に就きました。
午前11時45分には新千歳に到着し、JRで札幌に出て、そのまま研究室に出勤しました。
土曜日の出発から僅か45時間ほどの短い間に、なかなかのジャーニーが出来ました。
「東京に金環日食を見にいくかどうか・・」
実は、去年ぐらいから5月21日に東京に行くことは計画していました。札幌では今回の金環日食は部分日食しか見られませんし、次回日本で金環日食が見られるのは18年後のこと・・。天体現象好きの私としては、この機を逃してはきっと後悔すると思っていました。
しかし、5月21日朝の東京の天気予報は曇り・・。果たしてお金を出して東京に行き、ちゃんと金環日食が見られなかったら勿体ない。
だけど、もし東京に行かずに天候が回復し、金環がテレビニュースででも報道されたら、そのときはきっと歯軋りするに違いない・・。
かなり悩んだ結果、やらずに後悔するよりはやって後悔した方がマシだと決心し、土曜日の夕方に札幌を飛び出しました。
16時6分発の特急すずらん6号で一路苫小牧へ。
苫小牧駅から路線バスで苫小牧フェリーターミナルに向かい、太平洋フェリー「きそ」に乗船しました。
今回の旅では、少しでも出費を抑えるのと、一応日食が見えなかったときの保険として東京以外の観光をしておこうと思い、仙台行きのフェリーを利用しました。
ちなみに、この太平洋フェリーは非常に豪華なフェリーとしてフェリーマニアの間で有名で、「きそ」も2005年から2010年まで連続で「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」のフェリー部門1位を受賞していました。(2011年は同社の新造船「いしかり」が1位で、「きそ」は2位となっています)
15時間の船旅の後、5月20日の午前10時に仙台港に上陸。
この辺も去年の震災で津波被害を受けており、港から近くのJR仙石線多賀城駅まで歩いたのですが、かなり復旧は進んでいたものの、やはり所々に津波の痕跡(折れた木々や1階部分が壊れた工場)が見受けられました。
多賀城駅から11時20分発の仙石線高城町行き快速で東に向かいました。たまたまですが、石ノ森章太郎作品のキャラクターが描かれた特別塗装列車「マンガッタンライナー」編成でした。
松島海岸駅で下車。
高校時代から一度来てみたいと思っていた、松島を徒歩で観光しました。
幸いなことに、松島海岸は松島の島々が天然の防波堤の役割を果たしたそうで、比較的津波被害が少なく、早くから観光が再開されています。今回も、日曜日ということで多くの人が観光に来ていました。
2時間ほど松島に滞在し、13時39分発の東北本線仙台行き普通列車で仙台へ・・。
仙台駅で途中下車し、少し駅前を散策しました。ここいらでお腹も減ってきたので牛タンでも食べようかと思ったのですが、すぐに乗り継ぎの時間が来てしまい、断念・・。
東北本線在来線列車で1時間半ほど南下。のどかな農村風景が車窓を流れ、心穏やかな気持ちでした。
福島駅で途中下車。ここでも少し駅前を散策しました。遅めの昼ご飯にソースカツ丼を駅の名店街の食堂でいただき、腹ごしらえも完了。
福島からは東北新幹線やまびこを使ってワープしたりしながら、計5時間ほどかけて東京駅に出ました。
東京駅で研究室の元同僚(今年3月に修了)と合流し、秋葉原や神田で晩御飯を食べたり、電気屋で日食撮影用フィルターを買ったり、ゲームセンターで遊んだりして楽しい時間を過ごしました。
5月20日の宿は神田駅前のネットカフェ。結構設備も充実していて、快適でした。
5月21日午前4時半にネカフェを出て、早朝の羽田空港へ・・。
第二旅客ターミナルビルの展望デッキから金環日食を観察しました。最初は雨がぱらつく悪天候でしたが、日食が始まった頃から雲に隙間が出来始め、金環も無事に確認できました。とてもラッキー・・!
日食は午前9時頃に終わったのですが、その後すぐさまエア・ドゥの次便(ADO019便、B767-300ER、JA01HD)にチェックイン(スカイメイト利用)し、10時15分に東京を離れ、帰途に就きました。
午前11時45分には新千歳に到着し、JRで札幌に出て、そのまま研究室に出勤しました。
土曜日の出発から僅か45時間ほどの短い間に、なかなかのジャーニーが出来ました。