うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

ゲリラ豪雨襲来 2014/09/11朝

2014年09月14日 15時51分42秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
9月11日の未明から早朝にかけて、札幌市をゲリラ豪雨が襲いました。
私は前日の昼に洞爺湖での研究室旅行から帰ってきてから風邪で寝込んでいたのですが、午前2時頃に激しい雷鳴に起こされ、その後緊急速報メールが立て続けにきて眠れず、結局朝までネットやテレビで情報を確かめながら雨の様子を窓から眺めていました。

この豪雨で、札幌市南区常盤では午前0時から9時までの降水量が253ミリに達し、午前3時過ぎには札幌市から避難勧告が出されました。支笏湖から札幌市南区にかけてのエリアでは特に雨が集中し、当地を走る国道453号線は各所で道路が損壊し、14日現在でも再開の見通しが立っていません。


こちらが当日の緊急速報メールの一覧です。
午前9時までに22件もの速報メールが届き、この着信音(緊急速報なのでマナーモードでも鳴ります)と雷の音で寝不足になる人も続出しました。
ピーク時には札幌市の人口の3分の1に相当する、78万人に避難勧告が出されていました。


もっとも雨が激しかった、午前4時過ぎの北海道石狩地方の雨雲の様子です。
支笏湖付近から札幌まで、非常に発達した雨雲が続いていたことが分かります。


さらに、10日午後1時から11日の午後1時までの雨雲の移り変わりを動画にまとめてみました。
夜半から雲が急速に発達し、長時間同じ場所に居座る様子が見てとれます。
(雲の動きがバクテリアっぽくて、気持ち悪いですね・・)


雨雲レーダーの記録でも分かりますが、札幌は11日の午前6時頃には雲から抜け、昼までには石狩・胆振地方から雲はなくなりました。
そのため、昼間の札幌市内は朝の雨が嘘だったかのように快晴となりました。


また、この豪雨では激しい雷が続いたのも特徴的でした。


YouTubeに投稿した動画「2014/09/11未明 札幌の落雷 39連発」
午前2時頃から6時頃にかけて撮影した動画から、落雷の場面を切り出して作成した動画です。
これでも全体のごく一部ですが、これだけ多くの雷を札幌で見たのは初めてでした。

動画から抽出した画像を以下に紹介します。


まだ未明の写真ですが、落雷の度に凄まじい光に町が包まれていました。










かなり近くにも落雷し、稲妻も何度か見えました。
札幌市内でも何件か落雷による火災が発生したようです。

先日の広島の豪雨災害などのニュースを見て、雨の恐さを見聞きしていたはずでしたが、今回の札幌の豪雨は突然やってきて、本当に驚きました。幸い、人的被害が最小限で済み良かったですが、やはり災害への備えは常にしておく必要があることを今回改めて感じました。