吃飯了没有?

元中国深セン駐在員のブログ~中国・中国芸能情報・各方面の旅行日記、日本の街歩き情報を配信します。

中国で長期入院③

2011-05-22 19:42:00 | 安全・健康・衛生問題情報
昨日、ドリームジャンボ宝くじを買いました!当たったら会社を辞めて起業するのが夢です。当たれば良いですが・・・。

さて今日も中国での長期入院の続きです。



隔離病棟での食事ですが、日本の病院のように決められた病人食というものがありません。全て病人が自分でどこかで食事を注文して食べる必要があります。これだけでも驚く方が多いでしょう。南山医院の場合は、病院中心のフロアに一般人も食べられる弁当を注文できる場所があって、普通の病人はそこでその週の食事を注文することになります。朝はお粥がありますが、昼食や夕食は普通の人が食べるメニューと一緒で量もかなりありますので、病人の私にはかなり応えました。

一方、私の病室の相方は、病院の外のレストランのケータリングサービスを利用していました。私も最後の方はその方に紹介してもらって外の弁当を食べましたが、弁当を運んできてくれる業者さんが、隔離病棟の隔離病室まで弁当を運んでこれるシステムにも正直驚きました。さすが中国です。日本なら考えられない光景でしょうね。

さて、病院中心のフロアの弁当を取る場合は、そこまで足を運んでその週の弁当を注文してお金を払う必要があります。しかし隔離病棟からその場所まで歩いて7~8分はありました。健康な人にとっては何の問題もない距離ですが、肝炎にかかった私にとっては身体がフラフラするのでこの距離はしんどい距離でした。

距離だけが問題であったなら仕方なしと言いたかったのですが、2回目に注文をしに行った際、突然そのフロアのカウンターの女性から「弁当は今日からこの場所では注文できなくなりました。注文は***まで行ってください。」との悪魔のような冷たい返事が。私は病人ながら導火線に火が付いてしまい思わず怒鳴ってしまいました。

「私は肝炎の病人だ。身体の調子が悪いにも関わらず隔離病棟からここまで歩いてきたんだ!3日前はここで注文が出来たのに、何で場所が変わったんだ。ここの病院は病人に運動させるような冷酷な病院なのか?」を大きな声でクレームしました。

それを聞いたカウンター奥にいた別の女性が「ここでも注文受け付けます。いつの弁当を食べますか?」と。何だこれ??単に仕事が面倒だから私の注文を断ったのか????ふざけるなーーと心の中で叫びましたが、弁当が注文できましたのでこれ以上怒っても損なのですぐその場を去りました。

この事件があってから私は病院外部のレストランのケータリングサービスを利用することになった次第です。恐るべし、中国の病院。この続きはまた明日!

中国で長期入院②

2011-05-21 20:12:26 | 安全・健康・衛生問題情報
今日無事引越しが完了しました。中国からの荷物も届き、一段落です。新しいアパートは家具・家電付きの部屋だったので便利でした。でも・・・、ゆっくりテレビでもと思って電源を入れ、リモコンで番組を検索しようと思いましたが、リモコンが反応してくれません。電池の問題かと思って入れ替えてみましたがダメ。リモコンを見ると「Made in China」と。納得してしまいました。アパートの業者に連絡を入れ、新しいリモコンを準備してもらえることになりました。こんなところでも中国の悪い品質の被害を受けるとは・・・。

さて、中国での長期入院の続きです。



翌日お昼過ぎ、早くも血液検査の結果が出ました。肝臓の調子を示すデータは明らかに悪くなっていて肝炎であることを示していました。でもA型肝炎もB型肝炎も抗体が出来ていて問題ないこともわかりました。それもそのはず、きちんとA,B肝炎の予防接種をしていたからです。

担当医師は首をかしげてしまいました。「んーーー?何かおかしいなあ~。検査結果がおかしい可能性が高いので再検査しましょう。あなたはおそらくA型肝炎でしょう。」と。検査結果が陰性となっているのに勝手にA型と判断するなーーと心の中では叫んでしまいました。これが中国の病院の実力です。と言いますか、中国のエンジニアもデータ無しに勝手に判断することが多くて駐在期間中本当に悩まされました。

今度の検査は病院内で行うのではなく、別の権威ある病院に血液を送っての検査となりました。2~3日経って検査結果が出ました。結果はいずれの型も「陰性」でした。ますます担当医師は頭を抱えることに・・・。今度は「B型肝炎では?」とまた勝手に型を変えてきました。ここまでくると呆れてしまいました。

病院内では、病院のベッドが最悪でした。日本のような高級なマットを期待してはいけません。マットが硬くて平らではなくボコボコしているので、寝ているとあちこち指圧されているような感じて熟睡は出来ませんでした。また、枕も非常に硬くて寝れたものではありません。さすがに枕にはまいりましたので、会社の上長に無理を言って柔らかい枕を持ってきてもらいました。

夜悩まされたのはこれだけではありません。病棟は空調をつけていないのでかなり暑かったのです。でもここは中国。中国人はクーラーをかけて寝る習慣の無い人が多く、夜は窓を開けての睡眠となりました。暑いよーーー。しかも蚊が一杯入ってくるではないですか!蚊にはさすがにまいったので蚊取りマットをゲットすることが出来、夜の蚊は何とか解決することが出来ました。

部屋にももう一人病人が。向こうは男性であまり話をしたがるタイプの人では無かったので会話は少なかったのですが、向こうも食べ物(水)が原因の肝炎にかかって、もうすぐ退院できるとのことでした。私が入院して5日目くらいで退院していきました。彼が退院した日、朝の点滴を終え昼食の弁当を食べていたところ、突然病院の事務員らしき人がやってきました。

その人曰く「この部屋は一人になったので、隣の部屋に移っていただきます。今すぐ移動してください」と。「今すぐとはどういうことだ?そんな話は聞いてないし、体調が悪いので動きたくない。それに今昼食を食べているのはわかるでしょう?」と反論。すると「そうか!それなら隣のお爺さんにこちらに移ってきてもらうしかないなあ。お爺さんにそんなことをさせるのか?それでもいいか?!」と訳のわからない道理の無いおどしが返ってきました。こんな馬鹿げたことで議論する気力も無かったので、「もういいよ。私が移る!でも昼食くらいゆっくり食べさせてくれ。」とはき捨ててその事務員に出ていってもらいました。

恐るべし中国の病院!中国の病院は病人は病人扱いされません。皆様注意しましょう。明日以降もまだまだ私が体験したおぞましい待遇を紹介します。

中国で長期入院①

2011-05-20 20:46:00 | 安全・健康・衛生問題情報
明日はいよいよ引越しです。天気は良さそうですので、早く終わらせたいですが・・・、中国からの荷物が少なからずありますので部屋の片付けは時間がかかりそうです。心配なのはお茶です。傷んでいないことを願っています。

引越しと言えば、中国と日本で異なる習慣があります。それは、中国では普通の友人や知人、職場の同僚に「引っ越す」と言うと、必ず「手伝いに行く」とヘルプの声をかけてくれます。しかし日本でそのようなことを言ってくれる人は本当に近しい人だけですよね。この差が何なのかと考えてしまいます。理由は色々あるのでしょうが、この人間同士の近さは中国の習慣を真似るべきと感じます。

さて、今日から数日は、私が深セン駐在時代に体験した入院の悲惨な状況についてお知らせします。


↑私が最初に入院したのは、後で市民からの評判が悪いことを知った「南山医院」です。

あれは2008年4月、体が悲鳴をあげるまで何か体のだるさとお腹の調子の悪さが続いていました。気温が上がってきたので疲れが出てきたものと思っていましたが、ある金曜日の夜、とうとうその日がやってきてしまいました。夕食も食欲がなくうどんで済ませ、ベッドに横になっていましたが、胃がムカムカしてきて何か寝汗がひどくなってきたのです。

横になっていたら治まるだろうと思っていましたが、時間が経過しても治る兆しが認められませんでした。その日は夜中そんな状況が続き夜はほとんど眠れませんでした。翌朝はすぐ病院に連絡して診てもらうことにしました。血液を検査結果がその場で出て医師の問診を受けたとたん、医師の顔色が変わっていくのがすぐわかりました。「あなた、すぐに入院する必要があります。おそらく肝炎にかかっていると思います。今からすぐ南山医院に連絡しますので、その病院で入院手続きをとってください」と。

A,B型肝炎の予防接種は受けていて抗体が出来ているはずなのに・・・、と疑問は感じていましたが、医師の言葉に従うことにしました。でも今すぐ入院とは・・・、会社の仕事もあるし、入院の準備なども勿論していませんでしたし。会社の上司にはすぐ連絡をいれ事情を説明しましたが、このときはこの病気との長期戦になるとは予想もしていませんでした。

家に戻って寝巻きや着替え、洗面具や当面のお金などをカバンに突っ込み、すぐタクシーで病院へ向かいました。その病院が写真の建物だったのです。

肝炎は伝染する病気であることから隔離病棟のある病院でしか受け入れてくれないそうなのですが、深センでは北京大学付属病院と今回の南山医院がその指定病院にあたるらしく、北京大学付属病院は当日はすでに隔離病棟が埋まっていて選択の余地がありませんでした。

南山医院では医療サービス会社の通訳の女性が待っていてくれていました。案内された隔離病棟へはかなり歩いて中に入っていかなくてはいけませんでした。さすが「隔離」と関心した次第ですが、調子の悪い身体には少々応えました。隔離病棟の受付で登録を済ませ、部屋を案内されましたが、勿論個室ではなく2人用の部屋でした。通訳の女性とはこの部屋でお別れし、いよいよ通訳なしのサバイバルの世界が始まることとなりました。

まずは医師による検診です。肝炎ということで血液検査をやり直すこととなりました。それと中国特有の点滴の嵐です。この日はお腹は空いていましたがどこで何を食べて良いのかもわからず、疲れが溜まっていたこともあってそのまま眠りについてしまいました。この翌日から色々なサバイバルが始まることも知らずに・・・。

路上セールスにご注意を!

2011-03-11 22:05:43 | 安全・健康・衛生問題情報
今日公安から会社側に下記注意メールが配信されてきました。非常に怖い事件ですので、皆様十分ご注意ください。

1、もし道路で知らない人が近づき、福建省安渓鉄観音をセールスして香りを嗅ぐよう迫ってきたら、絶対に嗅がないようにしてください。中には鉄観音ではなく特製の薬が入っている場合があり、そのにおいを嗅ぐとすぐ失神し、周りのことがよく分からなくなるそうです。

失神後に強盗や強姦をしたり、ひどい場合は殺されてしまって、被害者の器官等を販売したりする残酷な事件も発生しているそうです。被害が既に広東省、河北省、黒竜省などに広がっているとのこと。

2、もし道路で知らない人が近づいてきて海産食品や乾燥食品(大蒜)などをセールスして匂いを嗅ぐよう迫ってきても、絶対に嗅がないようにしてください。こちらも中に大蒜が入っているのではなく、エーテル等が入っていてにおいを嗅いですぐ失神し周りのことがよく分からなくなって、財布や貴重品を取られてしまうそうです。

犯行はすでに成都、綿陽、江油、九環線、深セン公明、松崗、坪地、龍崗、東莞などにも出てきているそうです。

人工降雨剤の影響??

2011-02-18 20:53:43 | 安全・健康・衛生問題情報

深センはここ3~4日ほどずっと曇り&雨模様の天気でした。



特にひどかったのは写真のような霧です。こんな深い霧を深センで見たことは無かったのですが、他の方のブログで、この霧が中国政府が実施した人工降雨剤の影響の可能性があるということがわかりました。さきほどネットで本当に降雨剤が深センでも発射されたのか調べてみましたが特にニュースで報道はされていませんでした。実際はどうなのでしょうか?

私が少し心配なのは、私は一昨日から胃の調子が非常に悪くなって体調を崩した(今は大分良くなっています)のですが、実は私の会社の同僚も急に胃の調子が悪くなった人がいたのと、他の方のブログでも胃の調子が急に悪くなったとの書き込みがあったことから、人工降雨剤の中の化学物質がきちんと分散されずに落ちてきて日本人の胃に影響を与えた可能性があります。

真実がどうだかは不明ですが、何が起こるかわからず何でも有りなのがここ深セン。皆さんの胃はどうでしたでしょうか?もし胃の調子がここ数日急変され方がいらっしゃいましたらお知らせください。真実味を増すと思いますので。

百合油

2010-10-22 22:58:42 | 安全・健康・衛生問題情報
炮台山で購入した薬とは・・・、百合油(リリーオイル)です。実は健康診断を実施した当時、日本から会社の仕事の応援者が来ていて、その中の一人から百合油をお土産として持ち帰りたいので買ってきて欲しいとの要望があったのです。

百合油は日本では馴染みの無い薬ですが、ここ香港では家庭に1個、あるいは個人に1個は常備薬として存在していると言われているほど珍重されています。効能のある病状として、頭痛、歯痛、風邪、虫刺され、打ち身・捻挫、腫れ、乗り物酔い、関節痛、腹痛等々があって、身体のあちこちに塗って患部を緩和させたり香りを嗅ぐことで神経を和らげる効果があるのです。

瓶の小さくて形も可愛らしいことからハンドバックに入れて持ち歩いている人も多いと聞きますが、匂いが独特なので日本人にとっては少々迷惑になるかもしれません。でも中国華南地区ではこの手の匂いはよく香ってきますので、慣れるとこの匂いが心地よく感じてしまうから面白いです。

勿論私も部屋に一瓶常備しています。

不要なX線フィルム

2010-10-22 22:19:53 | 安全・健康・衛生問題情報

台風は接近せず去っていってくれました。ということで、明日は澳門香港行きフェリーが出そうです。久しぶりに澳門に行って来ようかと思っています。

先日上環の話題で健康診断の話をしましたが、今は健康診断はQuarry Bayにあるクリニックで行っています。8月末も半年に一度の健康診断を受けに香港入りしました。香港の病院で健康診断を受けると困ってしまうのは不要なX線フィルムです。全て個人に返してくれるので個人情報が病院から流出することは避けられるのでしょうが、このフィルムをもらっても家で保管するわけにもいかず困ってしまいます。私は深センの病院で健康診断を受けたことがないのでわかりませんが、深センの病院もそうなのでしょうか?

私の場合、とりあえず半年間は前のフィルムは残しておいて、半年後に前のフィルムは細かくハサミで刻んで廃却しています。面倒ですが仕方ありません。

デモとダニ

2010-09-19 00:01:21 | 安全・健康・衛生問題情報
今日香港へ行ってランタン祭りを見てきましたが、私が行った西九龍会場はランタンの数がしょぼかったです。中秋節の日に紹介させていただきます。

さて、今日深センでもデモがあったようですね。場所は華強北周辺だったとか。今週仕事で足を運んだ場所でデモがあったとは・・・。「九・一八を忘れるな、打倒日本」と叫びながら参加人数がどんどん増えていったようで、制止した警官ともみ合いになり数人が逮捕された模様。明日も要注意です。

一方、ダニの方も中国北部だけの問題と思っていたら広東省の仏山でも発生して女性が一人亡くなったようです。広東省にも広がる可能性がありますので、こちらも注意が必要です。

アフリカマイマイに注意!

2010-09-12 22:06:27 | 安全・健康・衛生問題情報
さきほどある深セン在住の方のブログを見たら、アフリカマイマイのことを普通のカタツムリと勘違いされていらっしゃったので注意を喚起させていただきます。心当たりある方は、そのブログ主にすぐ連絡をとられてください!(その方のブログにはコメントを返信できませんので。)

写真の大きなカタツムリは非常に危険です。これまで私は香港と深センで見かけたことがありますが、アフリカマイマイと言います。このマイマイには寄生虫が付いていて人間に寄生した場合、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、場合によっては死に至るそうです。触る、這った跡に触れる等してもこの寄生虫に寄生される危険があり、大変注意を要する生物だそうです。(ウィキペディアより)

詳細は下記ウィキペディアを参照ください。こういう情報を知るのと知らないのでは命に関わることがあり、ここのブログをご覧いただいている方はおわかりいただけると思いますが、私は仕入れた情報をいち早く発信しています。でも、アフリカマイマイ情報の発信は忘れていました。すみません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%82%A4

青青世界(27)

2010-08-10 22:28:56 | 安全・健康・衛生問題情報
道の途中に霊芝が植えられている一角がありましたが、これは本物でしょうか?霊芝はここ中国でも高級な漢方薬として知られていますので、本物ならすぐ盗まれそうですが・・・。この霊芝ですが、抗癌作用、免疫賦活作用、血小板抗凝固作用などが報告されているそうですが、驚いたことにヒトでの臨床試験はまだ限られていて結論を得るには至っていないそうですね。