(本頁は「晩夏の鳥海山祓川ルート1」の続きである。)
六合目・賽の河原が近づくと、鳥海山の山頂部がちらりと見えて来た。
賽の河原に着くと、山はほとんど見えなくなってしまう。
今回、雪渓は完全に消滅していた。
賽の河原に咲く花たちは、
タッチラ坂の登り口同様、セリ科や白い花ばかりだった。
シラネニンジン
ハクサンボウフウ
モミジカラマツ
イワイチョウ
オンタデ
賽の河原上部から来し方を見下ろす。
ミヤマアキノキリンソウ
エゾオヤマリンドウとイブキゼリモドキ
御田はもうすぐ。
御田に到着したら、ここもセリ科でいっぱいだった。
種類は何だろうと確かめたら、
下の平らなところはシラネニンジン、右や奥の傾斜地はイブキゼリモドキが多くなっていた。
イブキゼリモドキとシロバナトウウチソウ(ピンクの穂花)
イブキゼリモドキ
チョウカイアザミ
御田の雪渓跡を登り出すと、奥の方に池塘が見え出す。
その後も執拗な登りが続く。
後からやって来た登山者に次々と追い抜かれていくが、自分はそれでいいのだ。
坂道を登り詰めると、康ケルン。
ウゴアザミ
ここで猿倉ルートと合流。
鶯平方面を見下ろす。
ここで地味で小さな花を二種。
屈強な女性登山者から、「こんなところで何を撮影されているんですか。」
と訪ねられるが、
息も絶え絶えだったので、
ごめんなさい。
あいまいに笑って過ごしてしまう。
ヒメクワガタ
ヒメウメバチソウ
八合目・七ツ釜の標識を見る。
ここでいつも思う点をふたつ。
ひとつは七合目、八合目の刻みが近すぎる。
もうひとつ、七ツ釜は午前中、お日様の角度の関係で渓谷の中身が見えにくい。
七ツ釜、午前の様子。
七ツ釜、午後の様子。
以下、二枚は午後の下山時に見た七ツ釜の下半身だ。
「晩夏の鳥海山祓川ルート3」へ続く。
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