モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

岩手山・東南西北/まずは東から

2024年02月01日 | 岩手山と姫神山

年末になると、いつもその年に見た鳥海山のまとめ頁を作成しております
(2023年はこちら⇒「2023年の鳥海山。彼方此方から」)。
同じようなことが他の山でもできないかと思い、少し検討してみました。
すると隣県岩手の名山、岩手山については、年に数回、見ているのでナントカ出来そう・・・
ただし毎月見ているわけではないので、鳥海山のように一年単位で作成することは困難ですが、
複数年ならば、枚数も多くなるので、今度は楽に出来ます。
しかし単に見た順にダラダラ並べてもつまらい。
どのように写真を配列するかで悩みました。

2020/11/17 盛岡市生出付近から。



鳥海山は山形秋田に跨って聳え、見る角度によっては

同じ山とは思えないほど大きく姿を変えます。
岩手山でも状況は同じでした。
そこで東西南北の四方向から眺めたものに
頁を分けてみることにしました。

まずは東から見た岩手山です。
このお山、片側は裾を引いた成層火山なのに、もう一方は山が連なることから、
「南部片富士」とも呼ばれますが、
それは盛岡市街地など南側や八幡平市など北側から見た姿です。
現在は盛岡市になっておりますが、
歌人・石川啄木の出身地、旧・玉山村(澁民村)から

現在は八幡平市になっている旧・西目町の西目インターにかけての東側の
低地から見える岩手山は、(冒頭写真のように)片富士ではなく、

「両側が富士山」。それも極めて端正でスマートな富士山です。

参考マップ



しばし澁民村付近から見た両富士、
コンパクトでハンサムな岩手山をお愉しみ下さい。

2019/12/09



2023/03/11



2022/05/10



2023/05/25



次の三枚は少し北、八幡平市(旧・西根町)西根インター付近から。

少し丸くなった岩手山です。

2023/03/11



2022/05/10



2023/05/03



岩手山の東北東斜面には1731年の噴火で流れ出した焼走り溶岩流があります。

その下端から眺めた岩手山は丸みを帯びた両富士です。

2019/05/10 



澁民村から真東方向には姫神山が見えます。

2020/11/17



このお山、高さは1124mで、岩手山(2038m)の半分ほどしかないのですが、
奇麗なピラミッド型で、山としての存在感は岩手山に引けを取らないものがあります。
上の写真は石川啄木第一号歌碑のすぐ近くから撮ったものですが、
この歌碑から岩手山は(樹木や家屋のかげで)よく見えず、
よく見えるのは姫神山の方なんです。

それはさておき、姫神山は岩手山の展望所としても素晴らしいお山です。
以下、姫神山から眺めた岩手山を続けます。

姫神山のメイン登山コース、一本杉の園地から。桜がちょうど盛りでした。

2019/05/10



次はコワ坂コースの途中から。
あまり紅くないですが、モルゲンロートの最中です。

2020/11/17



姫神山山頂から数枚。

2019/05/10


姫神山頂から見る岩手山は、奥羽脊梁の山並みより一歩、前に進み出て聳えています。

2022/05/10


右側、八幡平の山並みはバックダンサーのようです。

2022/05/10


左には乳頭山(烏帽子岳)が太刀持ち、右には源太ヶ岳が露払い・・・
と無理やり横綱の土俵入りに喩えたりして。

2022/05/10


岩手山をアップで。右下斜面の草地のようなものは陸上自衛隊岩手山演習場。
この日は演習が行われ、大砲の音が姫神山にも木霊してました。

姫神山から更に東へ移動すると、北上山地に入ってしまうため、
岩手山は見えなくなりますが、岩洞湖まで行くと、ほんのちょっぴり見える場所が有ります。

2023/05/25



岩洞湖のダムサイトの端っこに行くと、岩手山と姫神山が並んで見えます。

2023/05/25



以上。


岩手山・東西南北/次は南から」へ続く。


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2 コメント

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岩手山 (ねも)
2024-02-02 15:33:29
モウズイカさん 岩手山も楽しく拝見
私が結構好きなのは、安比高原スキー場から。北からになるんでしょうか。
冬は見えない日が多いですが、見えたときは「こんにちは!」と挨拶したくなります。
返信する
ねもさんへ。 (モウズイカ)
2024-02-02 15:55:15
コメントありがとうございます。
今回、「東南西北」と銘打って岩手山を語っておりますが、北から見た姿は最後を予定してます。
安比高原など北からの姿は、実は手持ち写真が少なかったので、
今年の1月20日に撮影に行きました。その次第はこちら↓
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/6c34c865a6666d590e99bba02653ac72
八幡平市役所まで北上しましたが、この日は何故か雲に取り付かれてしまい、
真北からの姿を眺めることは出来ませんでした。
いつかまた再チャレンジしてみます。
返信する

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