いつものように「相棒ミッ」の散歩を10時と午後3時の休憩時間に行っている。
昨日は「いつもすごい騒がしい私立小学校と、中学校」の前を通ったら「卒業証書」を
持った生徒たちが大量に「父兄に迎えられ」正門を出てきた。そうかそんな季節なんだ・・・・
道すがら「ブログにも上げた、紫サルスベリの【バンラン】と火炎樹【ホアフン】」の花びらが道に落ちて紫と
赤と言うよりは朱色のじゅうたんがたくさんのところにできていた。
ベトナムに来て13年目(通い始めてだと25年になる) 毎年この「暑い時期」に
ベトナムの学生たちは「卒業と入学」を迎える。 4月、桜の季節の日本とは大きく異なることに
最初は「違和感」を覚えたが、今となっては「これが年中行事」当たり前になってしまった。
この時期に「ハノイのバンミョウ」と言う観光スポット(ベトナムで初めての大学、今はお寺、観光コースになっている)に行くと
アオザイに身を包んだたくさんの学生たちに会える。そう、卒業や入学の報告と
学業の成就をそこに祈りに来るのだ。 この時期もしハノイに来ることがあれば是非訪問することを
お勧めしたい。(ものすごく暑いので覚悟しなければならないが?)
この暑い時期だが「ベトナム、ハノイは夏の花の盛りで美しい季節なのだ」
ベトナムに来る前にあるベトナム映画を見た。「スリーシーズンズ」邦題は「季節の中で」と言う映画だ
(ベトナム語だと ba mua 3つの季節)
3組の人生模様がベトナムで繰り広げられる。
*蓮売りの少女
*ベトナム戦争時にベトナム人女性との間に子供をもうけた米人
*そして、「娼婦」に重いよ寄せる「シクロ乗りの男性」
この中の「娼婦に思いを寄せるシクロ乗りの男性」のシーンに
終盤「いろいろあったが結局は思いを遂げられた最後のシーン」に
自分のシクロに「目隠しをして白いアオザイをまとった娼婦(彼女)」を乗せ
ある場所に連れて行く・・・・
「ホアフン」の木が林立し「滝のようにホアフンの朱色の花びらが舞い落ちる」場所で
彼女は「目隠しをとり」 その美しさにしばし戯れる・・・・・
あの時はこんな花びらが舞い落ちる場所は「無いだろう」と思っていたが、今ベトナムで「ホアフンの花びらが
道路一面に朱色の花びらを落としていることを想うと」あながちあのシーンも偽りではないな?と思えるのだ。
ミッと散歩の道すがら「そんなことを思い出した」
1999年の映画「スリーシーズンズ」(邦題:季節の中で)舞台はベトナムホーチミン、アメリカ映画である。
地味な映画だが、ベトナムを感じるには「良い映画である」
これがそのシーンである。