夢風庵の日々

夢風庵としてのものづくり活動は諸事情から終了しました。
日々の事々をちょこっと書いていきたいと思います。

風の会例会「京都西山・苔香居」にておくどさん体験

2009-12-08 00:50:58 | 京都便り
6日の日曜日京町家・風の会例会に参加しました。
「京都西山・苔香居(たいこうきょ)でぬくぬくおくどさんのごはん満喫day♪」

今回の例会は、(財)京都市景観・まちづくりセンターさん後援で、建物は文化庁国登録有形文化財、京都市指定景観重要建造物という素晴らしい場所。

苔香居(たいこうきょ)という名前は、茶人でもあった先々代がつけられたそうです。

 庄屋さんだったというとても大きいお家です。




入り口をくぐると・・・ 

  時代劇。。。

煙を逃がす高い天井。


まき割り体験も。

このまき割り体験で、しぇるさまの意外な別の顔が!!!
あ、しぇるさまのブログでは、今回の例会の様子がもっときれいな写真で紹介されています。


ご当主の山口様のご説明を伺いながら、いよいよ炊き始め。

明治に耐火煉瓦製になったという現役のおくどさん。

一度に5つの火加減が見られる工夫された造りです。

こちらは年に1度だけ、お正月のおもちのもち米を蒸すためだけに使われるそうです。


炎が見えます。一気に火力を上げ強火で炊き上げるそうです。 

煙が湯気に変わり、その湯気の湿り具合と音と匂いで炊きあがりがわかるそうです。
これは経験でしか身につかないですね。次世代にも伝えてほしいです。


 こちらは具いっぱいの豚汁。

特大のおひつも用意して 

炊きあがり~

一升五合いっきに炊くなんて久しぶり~

おこげ~ 


釜についたご飯粒の始末の仕方も大切なポイント。
手入れが良いといつまでも使い続けることができるんですね。

火を落とし、余熱で蓋も乾かします。


火消し壺 
まだ火のついたまきをこの中に入れて火を消します。


自家製という懐かしい味の梅干しも付けていただいて。。。


ご飯おかわりして、まだおこげのお茶づけも。。。

ほうじ茶に少し塩を入れていただきます。

御飯が残ればお土産におにぎりを。。。という事だったのですが、残るどころか、すっかりいただいてしまいました。


食事の後はお茶室とお庭を拝見。

ちょっとした里山みたい



びっしり敷き詰められた、紅葉の絨毯が見事です。

もっとカメラの腕が良ければ、もっと沢山ご紹介できたのに・・・
ブレブレの使えない写真がいっぱいでした


しぇるさまも書いてらっしゃいましたが、こんな素晴らしい場所で、貴重な機会を設けてくださったご当主を初め、風の会他いろいろとお世話してくださった方々や、楽しい時間を共有させていただいた方々に感謝いたします。