夢風庵の日々

夢風庵としてのものづくり活動は諸事情から終了しました。
日々の事々をちょこっと書いていきたいと思います。

バーナード・リーチ展

2012-11-04 13:38:38 | おでかけ
京都高島屋で10月31日から11月11日まで開催されている「バーナード・リーチ展」



ありがたいことに招待券をいただいたので行ってきました。

手仕事の復権や日用品の美「用の美」を唱えた民藝運動を指導する柳宗悦とも関わりがあり、実用的な日常使いの陶器を擁護、東洋と西洋の美の融合を目指した陶芸家。
(ただその方たちの芸術自体がブランド化して、とても日用品ではすでに無くなっていますが)

やはり陶器、器は使われてこそ生きると思っているので、(もっとも美しいけど高くて怖くて普段使えない物を蒐集する趣味も財力もない)たまに目の保養で素晴らしい作品を見るのもいいのですが、お店で普通に手に取って、重さ、触感、持ちやすさ扱いやすさ等手への馴染み具合、何を盛ろうか飾ろうか・・と楽しめるのがいいです。

作品の中では絵や文様のあるものよりも、小品で注目度もないのですが、白磁の香合がシンプルで美しく、一番好きです。


リーチ考案の書斎が再現されてましたが、床の間の使い方が面白い。
(向かい合って座るには幅が狭すぎるから腰掛けですかね。そうすると碁や将棋はお腹をねじってするのか??)
お茶をなさる方にはとんでもない使い方かも・・・

最近は雑誌を全く見なくなったので今でもあるかどうか知らないけど、20~30年前のインテリア雑誌に時々載っていた、西洋文化圏から来日、日本に在住している人のインテリア・・たまに家具や空間を、日本人が思いつかない面白い使い方をしていたのが好き。


今は横の催事場で北海道の物産展をやっていますが、7日から11日は民藝展が開催されるようです。