夢風庵の日々

夢風庵としてのものづくり活動は諸事情から終了しました。
日々の事々をちょこっと書いていきたいと思います。

オンシジウムとリンドウ

2014-10-04 12:05:11 | 閑話
花を飾って



黄色い花はオンシジウムというラン科 の植物だそうです。
花は小さいながらも優雅です。

そして竜胆。

雑貨屋さんで買った瓶や大きなコップ、ガラスの花瓶にボソッと入れるだけ。

花を飾る時、入ったお店やよそのお家で本当にセンス良く飾られてるのを見ると、お茶お花をやっとけばよかった~と思う事がこの歳になって多々あります。
お免状をいただくとか師範になるとかは関係なく、楽しみとしてやっておけばセンスも磨かれたのではないかと。

お散歩や散策での通り道、古いお家の玄関にほんまにいい感じの一輪挿しが掛けてあり、庭からその朝に切り取ったであろうお花や木の枝が、これまたほんまにいい感じにひとつぽつんと活けてある。

色んなものを身に着けて、そのうえで削ぎ落として辿り着く世界に憧れます。
歳を重ねて初めてわかること。

20代の頃に親にお茶お花ぐらいは習っとけと言われ少しは通ったのですが、諸事情から1年足らずで面白さを知る前にやめてしまい、それからは全く縁のない生活でした。

歳をとって、好みや興味の対象がガラッと変わり、まさか学生時代を過ごした京都に戻り生活する日が来るとは思いもしませんでした。
ずっと東京で生活するかなとも思ってたし、人生どうなるか本当にわからない。



兄弟が上3人男(生きて生まれることの出来なかった子も数えると4人とも男)、5人目で初めての女の子という事で、親はいろいろ習い事をさせたかったみたいですが、男の中で育ったため、女らしさに欠け、興味の対象も性格も男性寄りになってしまい、女の子がするお稽古事が苦手でことごとく反発。

茄子の花と親の意見には千に一つも無駄がないという言葉。
全てが無駄なしとは思いませんが、今になってわかる、恵まれた環境の時になんでやっとかなかったんだろうという後悔。

今はまだ通勤疲れでお休みの日はグタグタですが、リタイア後は今度こそ出来る事から挑戦したいです。