鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

宮崎駿作『毛虫のボロ』

2018-04-27 13:15:12 | 日記

  昨日は三鷹のジブリ美術館へ、宮崎駿監督のショートムービー(15分)を観に。

 

三鷹駅から玉川上水沿いの道をジブリ美術館まで、娘と30分ほどかけて虫を観ながら。

アカガネサルハムシとか、いろいろいる楽しい道。

 

 

着きました。

けっこう並んでいる。

 

ほんもののフィルムが入っているチケットがステキ!

 

 

場内に「ぞわゎ~」と、低いうめき声のようなものがおこったのはこのシーン 笑。だよね~ 

 

 で、映画『毛虫のボロ』はどうだったのよ?といえば、良かったよ!

その分野の頂点にたった制作者が、営業的なこととか考えずに、もうやりたいことを思いっきりやっちゃう、といういろんな意味でのすごい映画。15分たらずのショートムービーですが、気迫がすみずみまで溢れていて濃い。

ただ私は、タモリの音声は邪魔っていうか、名人芸みたいなのはいらなかったのでは、と感じた。いわゆる音楽はなくて、ほぼ全編タモリの声音芸みたいな音があるのだけれど、それがあまりに前に出過ぎで、内容が置き去りになりそうな場面も。
観た人に「ジブリの映画を観た」「タモリの声音芸がすごかった」ってことが内容より残りそうな気がする。


 でも毎日イモムシケムシと暮らしている身としては、どれもこれも「あるある」でした。最後のほうに女の子のスカートにボロがくっついていっちゃうところ、気づいたおかあさんが葉っぱにのせて、それをふたりでマンションから下にひら~って落とすところとか。ふつうはそうだよね。

 

落ちたところがボロの食草のボロギクじゃなくてヒイラギの生垣だったりするのも、ありがちな状況。 

そして、ボロは最後にはなんとか食草にたどりつくことができ、めでたしでした。

 

 

帰りに「ボロ・グッズ」も買って。

このピンバッヂ、帽子につけよう~

帰り道も駅まで1時間くらいかけて、虫をみながら歩きました。

『毛虫のボロ』は8月末まで三鷹の森ジブリ美術館、上映されているようです(要予約)。


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