今年は5月から8月半ばまで、来年予定している新刊のための取材で忙しくしていました。
これは主に「達人とフィールドを歩く」というページのためのもの。
野外の取材は、テーマの虫の生息時期、天候や季節のこともあり、延期をやむなくされることもあったのでたいへんでした。
でも、その日の取材が終わって、フィールドを後にするとき、
本をつくるためにいくつもの課題のあった夏って―なんか、いい夏だったなあ、と。
いろいろなことに、いろいろな人に、感謝でいっぱい。
仕事終わって、日が暮れて・・・・・。
私はふだんフィールドでは、どんな虫でも片端からみていくほうですが、
取材では、トンボとか甲虫とか、テーマを決めて、その道の達人に徹底的に
見つけ方や観察の仕方を教えてもらう、ということをやってみて
想像以上に、探す虫によっていろいろな違いがあり、コツがある、と認識を新たにしました。
この夏学んだことを、本の内容に反映してお伝えできれば、と今いっしょうけんめい書いています。
でも、家で仕事ばかりでは・・・・と
飼育しているのが、これら。
ツノトンボの卵から孵化した幼虫。
今このくらいになりましたが、まだ4ミリ。肉食なのでエサがたいへん。
アリマキをあげてきましたが、どうも発育状態がいまいち。
立派な成虫になってくれるといいのですが。
シンジュサンの幼虫も、いっぱい食べてそろそろ蛹化の気配。
若齢。
終齢に脱皮したところ。
どんどん青味が増してきた
10月のはじめには、足かけ4年かかった『わたしたちのカメムシずかん』がいよいよ発売。
9月20日には表紙のご紹介ができると思います。
初めて会ったときに2年生だった子どもたちが、もう5年生・・・・・・。
印刷があがったら、たくさんの協力をしてくれた葛巻の人たちにさっそく届けに行こう!
そろそろ11月のジュンク堂での昆虫フェアの準備に取り掛からねば。
11月9日、25日の2回、カメムシをテーマに、ジュンク堂池袋店で、トークセッションをします。
詳しい内容などは、またお知らせします。