鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

春始動

2019-03-31 13:49:02 | 日記

 気が付いたら前回記事をアップしたのは2月。

ずっとなまけていました。

 とはいえ、虫さがしも虫育もいつもの通り。

  まず飼育していたオキナワルリチラシがついに羽化したことから。

うーん、美しい

石垣島で初めて見つけたときの感激がよみがえってきます。

緑色の虫は数おおけれど、この深い緑色は忘れられない色。

腹側には青と黄色と白が隠れています。

 

 3月のはじめには、近所の小学校の虫クラブのみんなと、エノキの大木の根元で、ゴマダラチョウとオオムラサキの越冬幼虫探しをしました。

なんとゴマダラチョウは31匹、オオムラサキは7匹も見つかった!

エノキが大きかったせいか、アカボシゴマダラは1匹もいませんでした。

 

 冬の間に見つけたウスタビガの卵付きの空繭からも幼虫が孵化しました。

去年はコナラで2齢幼虫を見つけて飼育をスタートしたのだけれど、

今年は孵化幼虫から見ることができて幸せ。

さっそくコナラの吹いたばかりの新芽を食べ始めました。

 

 そしてさっき、食草の採取に行ったら、あら、切った枝にヤママユガの卵!

これもほどなく孵化するだろう。