鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

秋の「虫カフェ」

2013-08-28 20:37:14 | 日記

きょう、川崎の霊園公園で見つけた初見のカメムシ。
マツヘリカメムシという、欧米からやってきたカメムシだそうで、もちろん、松の害虫なわけですが、けっこう人面~



 夏の間は虫好き人間たちはいそがしいので、お休みしていた虫カフェですが、
もう秋も目の前。
ということで、9月29日(日)
久しぶりの「虫カフェ@原宿シーモアグラス」開催します!

 今回は拙著の表紙の木版画をつくってくださった版画家の竹上妙さんが、虫カフェの会場であるシーモアグラスで、『見るもの見られる』と題して展覧会を開きます。
29日は展覧会初日となるため、いつもの虫カフェとちょっと開催時間が違いますので
ご注意を!

日時:9月29日(日) 午後12時~14時まで(14時以降は通常営業)
場所:絵本の読める小さな喫茶店「原宿シーモアグラス」
(住所:〒150-0001東京都渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビルB1F
地下鉄明治神宮前駅 7番出口から徒歩3,4分。
1階にAIGLEのショップがある京セラビルのB1です)


 またいつもより開始時間が早く、時間も短いので
今回は、ドリンクのみとし、参加費は飲み物代(お茶、ジュースなど)込みで
700円です。
 虫カフェが終わった14時からは、シーモアグラスは通常営業になるので、
ランチやおやつを食べたい方は、別途オーダーしてください。

 さて、今回の「海花の部屋」のゲストは、
8月に与那国島まで、長年の夢であったヨナグニサンを観に行ったふたりの女性たち―
イラストレーターの宇佐美朋子さん 
と、美大生の千葉ちさとさんです!
 ヨナグニサンを観るのは、年々難しくなっており、以前は生息していた石垣島では
もう年に数例しか観察されていない、ということで、ふたりは与那国島まで出かけました。
 でも与那国島でも、野生のヨナグニサンを観るのは至難の技。
最後の夜……。
 拙著『虫目で歩けば』の「虫目のつくり方」の項で、
「この虫を観たい!と熱く思うこと」と書きましたが、まさにふたりの熱い思いが
ヨナグニサンとの出会いを可能にしたのでしょう。
ふたりの写真と話が楽しみです。
 
 みなさんも、夏の間にいろいろな虫との出会いがあったと思います。
その話もぜひ聞かせてください。

 秋の虫カフェ―『虫カフェ@原宿シーモアグラス』への参加申し込みは、
下記アドレスへ、メールでお願いします。(定員20名)
mushimezuru@hotmail.co.jp


 今年は11月の末に、もういちど虫カフェを予定しています。
この時のゲストは、『むし探検広場』園長 川邊透さんです!
川邊園長から、とびきりステキなお知らせがありますよ。
お楽しみに~

風に、うっとり

2013-08-17 20:32:18 | 日記
 猛暑のなか、引っ越しなどしていたので、
なかなか落ち着いて虫さがしにも行けず、
ブログの更新も滞っていました。

サカイのおにいさんたちの力持ちっぷりに、びっくりし通しの引越し。
このダンボールにはびっしり本が詰まっていて、わたしなんか一個ひきずって動かすのがやっと。
それを3つ!いっぺんに重ねて!!、しかも……走る!!!んです。



「くっ!重・・・」


気温34度。空手のときはもちろんダッシュ。

はぁ・・・・・・お願いだから、時間かかってもいいから、この暑さのなかで走らないで~
と気が気じゃなかった。

 でもおかげで、無事移動終了。
うちは引越しはいつもサカイ。
もう10年以上前のこと、鎌倉の実家で大きな引越しをしたことがあった。
地元に住んでいる妹に「引越し屋はどこにするの?」ときくと、
「サカイっていうのに、しようかと思うんだけど」
「えっ?サ、サカイ……きいたこともないけど、だいじょうぶなの?」
「うん、安いし…」

 で、疑心暗鬼のまま、サカイに頼んだこの引越しに、超が3つくらいつくほど満足。
以来、サカイには絶大な信頼を寄せているのです。
思えばこの10年ほどで、サカイ引越センターは大成長をとげたわけですが、
この成長は、まさに「ひとりひとりがサカイ品質」の成果。
私が感じたようなことが積み重なった結果なのだとおもう。
今回も大満足でした。
みなさん、引っ越しはサカイですよ!



 翌朝、5時過ぎに目が覚めて、ベランダにでると・・・
「ホーホケキョ」
えっ、ホーホケキョって、ウグイス?

すぐ向かいにマンション付属の小公園が見える。


 9時を過ぎたころまた見ると、あ、向かいの木のあたりを黒い大きなアゲハが飛んでる!


 こんどの住まいは2階なので、ベランダにはレモン、キジョラン、トケイソウ、エバフレッシュに多肉植物ぐらいしか置けないのが残念。


 ベランダから身を乗り出して下を見ると・・・
1階の住人達が広い庭を、それぞれに楽しんでいるよ~
いいなあ。


イングリッシュガーデン風とか


芝生中心とか、


野菜をつくっているうちも。
上からみると、それぞれ違うのが面白い。
願わくば、1階のひとたちが、殺虫剤とか使わずに、
2階のベランダにおこぼれの虫がきますように。

翌日、6時前に向かいの小公園に行ってみると、

ミドリグンバイウンカ


ミドリグンバイウンカにそっくりだけど、鼻のながーいヒラタグンバイウンカ


ヘクソカズラグンバイ


シャクトリムシ


オンブしていないけど、オンブバッタ


シオカラトンボのオスかな?


ホシヒメホウジャクの幼虫がヘクソカズラをむさぼり食べている。


わっ、モンクロシャチホコ


サトキヒカゲマダラも、


コガネムシもいた

いいじゃん、いいじゃん、すぐ目の前の公園でこんなに虫が見つかるなんて。

 夕方からは、この前与那国島まで、長年の憧れ―ヨナグニサンを観に行った宇佐美朋子さんが
オミヤゲとお土産話をもってきてくれた。

オミヤゲを入れた袋には、さっそく消しゴムハンコで作ったというヨナグニサンが!
 ヨナグニサンの話は、9月末の虫カフェでたっぷり聞きたいと思っていますので
お楽しみに。

 段ボールがまだたくさんあるので、本や食器の荷物をほどくのまで手伝ってもらってしまった。
宇佐美さん、ほんとうにありがとうございました!

 こんどの住まいは、北東と南西に緑の見える窓がある。
だから家のまんなかを、まるで風の川が流れているみたいに、
みごとに風が通って、ほとんどエアコンは使わないでいいみたい。
ああ、この風の心地よさ―ダイソンのタワーファンだって、とてもかないません。
ただ風に吹かれているだけで、こんなに体も心も満たされるなんて……うっとり。

 もう夏も後半だけれど、来週あたり段ボールが片付いたら、高尾にでも行ってみようかな、
と思っている。