11月15日、関東地方は小春日日和、というより、日中は暑いくらい。
風もなく、雨に洗われた空がなんともいい色で家にいるのはもったいない日。
「もしかして・・・」と思って都内の公園へ。
秋にアケビコノハの幼虫が目撃された公園の茶店付近の枯葉のなかから
枯葉に擬態して越冬しているアケビコノハの成虫を探してみよう、と。
しかし・・・・・・このなかからアケビコノハを見つけ出す言うのが、いかに無謀な試みであるか、
というのを痛感するだけの結果に。
でも、いいお天気。
うっそうとした池まわりがいい感じ。
茶店でおでんを食べた後、気を取り直して、11月中旬になってもまだガンバッテいる面々に目を向けてみた。
午前中の雨でぬれているエノキの葉にはまだ木を降りていない緑色のアカボシゴマダラ幼虫。
ササにワカバグモのメス。
あっちこっちを向いた8つの眼。
ムーアシロホシテントウ。
池のほとりのヤツデの花にホソヒラタアブ。
どこかもの悲しげに見える大きな眼はコバネイナゴか。
コカマキリ。
ウリハムシ
ナミテントウ
また、オマエか、といつもは通り過ぎるツマグロオオヨコバイ。ちゃんと見るとけっこういい眼をしているね。
アカスジキンカメムシの終齢幼虫も。
植物も見てみよう。
精油のようなウッディないい香りがすると思ったらラクウショウ。
ラクウショウは「落羽松」と書くそうで、小枝ごと落葉するらしい。
小さな実がなっていた。
おっ、センダンの木にはまだ青い実がある。
湖畔に柳の風景、いいなあ。
虫がたくさんいる季節とは違う、いつもはスルーしてしまうおなじみの普通種もていねいに見る虫探しの一日も良かったな。