先日申し込み受付を開始しました9月21日の「むし塾」は、おかげさまで満員御礼となりました。
受付開始後3日弱で、満席― イモムシLOVERSの熱意、すごいです!
申し訳ありませんが、これ以後は、キャンセル待ちとなります。
先日申し込み受付を開始しました9月21日の「むし塾」は、おかげさまで満員御礼となりました。
受付開始後3日弱で、満席― イモムシLOVERSの熱意、すごいです!
申し訳ありませんが、これ以後は、キャンセル待ちとなります。
ここ数年のイモムシ・ケムシの人気度急上昇には目を見張るものがあります。
もともとの虫好きはもちろん、さらに裾野を広げて、世にイモムシ・ケムシの魅力を知らしめたのが『イモムシ・ハンドブック1,2,3』です。
9月の「むし塾」の講師は、このイモハンシリーズの著者・写真家の安田守さんです!
以下が詳細です。
きょうから参加申し込みを受け付けます。
9月の「むし塾」
日時:9月21日(日)
場所:自由学園明日館タリアセン教室
(明日館はフランク・ロイド・ライト設計の動態重要文化財指定の建物です。詳しくはこちらをご覧ください。https://www.jiyu.ac.jp/jiyu/jiyu_a6.html)
時間:13時~16時(受付開始12時30分)
講師:安田守さん
講演タイトル:『イモムシ・ウォッチングのすすめ』
参加費:2000円(1名)
定員:35名
参加申し込み:siisaa@blue.ocn.ne.jp までメールでお願いします。
「むし塾」9月申し込み、と明記してください。また講座後のお茶会の飲み物の希望をコーヒーか紅茶か、お書き添えください。
お茶菓子は人気手土産として評判の、自由学園食事研究グループのつくる特製クッキーです。http://www.jiyu.jp/Syuu/syoku/
このクッキーは館内のJMショップでも販売しています。http://www.jiyu.jp/kougei/shop/
教室には12:30からお入りいただけますので、腹ごしらえしたい人は早めに来てお弁当を食べていただいてもかまいません。
*参加費について
「あれ?参加費値上げ?」
そうなんです・・・「むし塾」は赤字にならなければいい、という予算の範囲で開催しているのですが、前回の経験を踏まえて、講座後の懇談お茶会を、そのまま明日館の会場で行うことにしたため、スペースレンタル料とお茶、お菓子代として、すみません500円アップさせていただくことになりました。
以上のような台所事情をご了承いただけましたら、幸いです。
*懇談お茶会について
前回の「むし塾」の講座の後で、近隣のカフェにて希望者だけでお茶をしながら懇談の時間をもちましたが、カフェの席数が26名だったため、席がなくてあきらめていただいた方がいらっしゃいました。これは残念なので、今回は「むし塾」の会場でそのまま懇談お茶会を開くことにしました。
*講座の内容は?
安田さんには、イモムシとはどういう生き物なのか、どんなところが魅力なのか、これから秋に見られるイモムシは?などなど、ヴィジュアル系イモムシたちの写真とともに、お話していただきます。
もし、イモハンで調べたけれど、載っていなかったという幼虫がある方は、写真をお持ちください。
安田さんに教えていただきましょう。
9月の「むし塾」、イモムシ・LOVEなアナタからのお申し込みを、 お待ちしております!
夏は虫も多いけれど、虫の本もたくさん出版されるのがうれしい。
特に今年は定番の図鑑のほかに、いろいろな切り口の虫本が多いように思う。
まず一度読み終わって、すぐまた読みはじめているのが丸山宗利著『昆虫はすごい』。(光文社新書)
『この世のなかをとりまく問題に対するさまざまな評価や対処には、われわれヒトを一介の生物であると認識していないがために不自然になっていることが多いように思える』
「はじめに」にある、この一文にまず激しく共感。
「ヒトは一介の生物」という認識は、いろんなことを考えるときの基本のひとつだと思うから。
一般の読者にもわかり、おもしろいとかどきっとするような、昆虫全般について書かれているものって、少ない。
専門用語も、そこで一般読者が突っかからないように、わかりやすく使われている。
『動物の子育ては、一見そのように見えても、自分の遺伝子を効率よく残す一生活様式にすぎない。「愛」でひとくくりにされてしまいがちがなまざまな行動には、それぞれ何らかの生物学的な意味があるのである。少々冷たい言い方かもしれないが、それはヒトの「愛」をとってみても、実は同じようなものである』
なんて、ドキッとする記述があちこちに。
携帯して何度も読み返したい本です。
つぎは名著が多い「博士入門シリーズ」の1冊、山崎秀雄著 『昆虫博士入門』(全国農村教育協会刊)。
図鑑で調べて名前がわかったら、その虫についてもっともっと知りたくなるもの―そんなときにはこの1冊。
ほとんど図を使わず、上のように体のつくりの説明ページも写真なので
すごくリアルにわかる。
成虫だけでなく、幼虫や卵、巣、暮らし方なども豊富な写真で説明されているのだ。
そして、待ってたよーン、『ハムシ ハンドブック』。
日本産ハムシの3分の1が掲載されている。
さいしょに実物大ページもあるんだなあ。
ハムシがどんなにちっちゃいかってことを改めて認識。
でも『虫のたまごハンドブック』よりはマシか。
『虫のたまごハンドブック』を手にした日、私は初めて手元用の眼鏡を買った。
中ページは大きくて鮮明なハムシの写真が実に見やすい。
これでハムシはばっちり!と。
え・・・と、次はゾウハン、おねがいします!
2月、6月とお邪魔した岩手県葛巻町の江刈小学校。
設立は明治、現校舎は築50年。
石川忠さん、長島聖大さんの指導によるカメムシ調査がつづいています。
いっぽう私は、このカメムシをめぐる話を絵本にするためにこの土地の四季の取材をつづけていて、
夏休みのカメムシはかせたちといっしょに、通学路をゆっくり歩いて、カメムシをはじめとする虫さがしをしに、
また来ちゃった。
6月にはたくさんのナガメの卵が見つかった学校の裏庭のクリの樹にもかわいい青い実がついた。
みんなで面倒をみているサフォーク種の羊のメル。もくもくと草を食べている。
左から江刈カメムシはかせNo.1のSくん3年生
右が江刈カメムシはかせNo.2のTくん同じく3年生
そして真ん中にいるのがTくんの弟で「ぼくカメムシだいきらい~」というSHOくん1年生。
しゅっぱつ~
3人の通学路はこんな風。いちばん遠いSくんは片道40分くらいかかる。
虫目で歩けばいったいいつになったら学校に着くのか。
あっ!
道端に落っこちていたミヤマカラスアゲハ
裏側も見てみよう
ぜんぜん色がちがうね。
『江刈カメムシ図鑑』掲載の37種のうち、約半数を見つけて、みんなからカメムシはかせと認められているSくん。
これはブチヒゲカメムシ
『江刈カメムシ図鑑』にも出ているのですっかり名前を覚えている。
最初にカメムシさがしを前校長先生とはじめたTくんは、江刈のカメムシはかせを自認していたが、
転校してきたSくんが自分よりたくさんカメムシを見つけてくるのを見て、
みずからカメムシはかせNo.2と名乗るようになった。
10歳にして味のある人柄を感じさせるTくんは、弟の世話もばっちりのやさしいお兄ちゃんでもある。
あっ、これ、『江刈カメムシ図鑑』に載ってない新発見種だよ!チャモンナガカメムシ。
「ぼく、カメムシだいっきらい」と公言するSHOくんだけど、この真剣なかまえは、立派に虫目。
お、なんかつかまえたー
SHOくんがつかまえたのは交尾中のシロオビナガタマムシ。
8ミリしかないのに、よく見つけたね。
年齢が低いうちはとかく小さな虫に集中できないものだけれど、
さすが、カメムシさがしで鍛えている江刈の子は虫目ができとる。
雨ふってきたけど、へいき、へいき。
エゾアオカメムシは葛巻に多いカメムシだ。
あ、にげた・・・
秋になると家のなかにはいってくるスコットカメムシ
トゲカメムシ。
ヒメマルカメムシ
アカヘリサシガメ
モンキクロメクラガメ
この幼虫、なんだろう?
これも初めてみつけた。
長島さんたちに名前をきいてみよう。
きょうは新発見、たくさんあったね。
カメムシ類のほかにも・・・・・・
アリとがっぷり四つに組んでいるカニグモの仲間とか
ハバチの幼虫とか
ハムシの幼虫とか
1センチちかくもあるオオゴボウゾウムシとか←高橋敬一さんからアナアキゾウムシの一種と教えていただいたので、訂正します。
イタドリハムシとか
ミバエの仲間とか
モンキアワフキとか
ゴミムシの仲間とか・・・いろいろ見つかった。
ごはんにしよう~
長考のすえ、3人ががオーダーしたのはオムライスと、ピザと、お子様ランチでした。
学校にもどって、副校長先生にパソコンを起動してもらい、
虫の名前しらべ。
午後からはプール。
水からあがるとけっこう寒いので、江刈のプールは全天候型だよ。
次回10月にお邪魔する学校林の入り口まで、校長先生に案内していただいた。
江刈小学校は全国でも有数の広大な学校林を持っている。
カラマツの紅葉がはじまり、カメムシたちが越冬のためにぞくぞくと家のなかに押しかける秋に、
また来ま~す。
『昆虫探検図鑑1600』―もうお手元に届いている方も、いやまだ、という方も、
8月19日19:30からの、ジュンク堂池袋本店での、著者川邊透×鈴木海花のトークセッションにぜひお越しください!http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=5772
なぜ、こんな今までなかったような図鑑をつくったのか、
図鑑をつくってみてはじめてわかったこと、
話題のマトリックスの秘密の使い方
ブログ『むし探検広場』運営を通じてわかったこと
図鑑制作、マトリックス制作の苦労話
続刊の構想
・・・などなど、今回も、根掘り葉掘り、お話を聞き出したいと思います。
さらに、この夜、会場に足を運んでくださる方々には、
川邊さんから、超ビッグなお土産が!!!
ページ数の都合で、原稿を書き上げいたものの、掲載できなかった章を
当日プリントして配布!
お越しいただいた方だけが手にできる著者からのプレゼントです。
お申し込みは、ジュンク堂池袋本店へお電話で。入場料はドリンク付きで1000円
トークセッション参加申し込み:03-5956-6111