先日、ヒメカギバアオシャクの幼虫を見に、とっておきのフィールドを案内してくださった伊藤知紗さんから、
「あれ、いましたよ!」と連絡が。
この間お会いしたときに、「ヒロバツバメアオシャクの幼虫を3年間探していて、見たサクラは100本以上。でも見つかったのはたった1回で、飯能でもぜひ探したい」という話をしていたのです。
「あれ」とはヒロバツバメアオシャクの幼虫のこと。
しかも送っていただいた写真を見ると、ネットでもみたことがないような若齢。
で、なんとヒメカギバアオシャクにつづいて、ヒロバツバメアオシャク探しに連れていっていただきました。
そこは小川に沿った山道の奥。かなり急な斜面に生えているヤマザクラの老木。
そこから生えた細い枝の上。
大きさは10mm。糸くずといってもいい細さ。
伊藤さん、どうやってこんな足場の悪い場所で、こんな小さな、しかも擬態名人の幼虫を見つけたのかーその虫目眼力のすごさに言葉を失う。
スレンダーな体にうさみみをつけた小さな頭部。
体、やわらかっ!
いったい、何等身?
ここで会ったが100年目。次はいつ会えるかわからない。
つかまるものもない斜面に足を踏ん張って、必死で写真を撮るも、
気が付くと、アキレス腱伸びっぱなしで、ヤバ。
付近には1センチほどのサビカミキリや、ムシクソハムシも。
伊藤さん、ありがとうございました!
願いがまたひとつ叶いました。