昨夜、大阪の虫友だち Iさんから、小さな声で電話が。
「あのぉ・・・最近ブログが更新されていないけど、お元気なのかなあ、と心配になり」と。
ほんとに、もう1か月くらい更新していない・・・・のに、訪れてくれる人はたくさんいらっしゃる・・・
ご心配くださっている方々、ほんとうにすみません!
ブログを更新できていませんが、私はいたって元気です。
9月~11月までつづいた『わたしたちのカメムシずかん』発売、ジュンク堂でのフェア、2つのトークセッションなどなど、忙しくも楽しい秋を過ごしましたが、その後ちょっと休息。
そして今は、来年2017年4月(予定)発売を目指して、新しい著書の制作に没頭しています(というか、遅れている原稿書きとか画像さがしを編集者から催促されている)。
この本は今までの私のエッセイ中心の虫本とはちょっと違って
虫の楽しみの世界に足を踏み入れようか、どうしようか・・・躊躇している(笑)方々から
一般愛好家までを対象に、「虫の見つけ方」について、いつ、どこで、どんな季節に、どんな時間帯
に、どうやって見つけるか、をいくつかの目ごとに掘り下げた内容です。
でも一般愛好家の端くれである私が作る本、ということで、虫を楽しむためのあれこれを盛り込んで、今までにない虫の本を目指して、現在、鋭意制作中、というところ。
つまり、あ、きょうはクリスマスですが、クリスマスとかお正月とか、あまり関係なくがんばらなくてはならないハメに陥っています・・・・・・。
約300種を取り上げるこの本にはもちろんたくさんの写真が必要なので、昆虫写真家 尾園暁さんに絶大なご協力をいただいています。
また目ごとの、「その道の達人たち」と、実際にごいっしょにフィールドを歩いて、その見つけるための振る舞いに密着取材した「達人とフィールドを歩く」というページのために、6人の達人にたいへんお世話になりました。仕事とはいえ、もうね~楽しかったよ!読んでくださる方々にも、いっしょに虫探しをしている感じで楽しんでいただけるようなページにしたいと思っています。そして、誌面に入らなかったこぼれ話は、このブログに載せていきたいと思っています。
越冬幼虫、フユシャク、オサホリ、とか、いろいろ気になるので、あたたかく穏やかな日には
心が激しく動揺しますが、ここはがまん。
ところで来年、オドリコソウが咲いたら春一番に探しに行きたい虫は、このミツボシツチカメムシ。
わりと身近にも見つかるカメムシですが、ベニツチカメムシと同様、保育行動をする、
と教えていただいたので、それをぜひ観察したいと今から、心がはやります。
ひとりひとりの頭の中には、来年の虫カレンダーができあがっているのではないでしょうか。
その楽しいカレンダーを思い描きながら、
どうぞ、よいお年をお迎えください。