頼まれも せぬに花咲く すみれかな
*すみれの句が続きますね。
これは近所の道の隅に生えてきた、小さなすみれの花を見て詠んだものです。種をまいた覚えもないのに、いつのまにかそこに咲いていた可憐な花。美しいですね。
思いがけない宝物を誰かにもらったように、見ているとうれしい。
すみれはちょっと気難しい花ですが、そのかわいらしいむらさきの花は。人の目と心を楽しませてくれます。すみれの花を見るだけで、心が和んで来る。そんなやさしさを、わたしたちは自然にもらっている。
頼んだわけでもないのに、いつの間にかそこに咲いていて、心に大切な何かを与えてくれる。花の心は美しい。
こんなに良いものをもらっていいのかとさえ思う。
何気ない道端、アスファルト道路の隙間に、一生懸命根を張り、咲いている。そこに花を咲かせるために、花はどんな努力をしてきたことだろう。
小さな花に込められた愛が、わたしたちの心に美しいものを呼び覚ましてくれる。
愛はいつも、ただ愛するためだけに、愛するのです。