ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

菜の花の

2022-12-07 09:06:11 | 





菜の花の 風に揺れ浮く 黄色かな     夢詩香




*今週はあまりいい歌が詠めませんでした。相変わらず妨害は続いていて、言葉を繰る感性がうまく働いてくれません。こういう状況では、毎週このブログを更新するのも苦労です。でも水曜日には必ずこれを書くと決めているので、働かない頭に鞭を打ってでも書きましょう。そうしているうちに、感性もだんだん元通りに開いてくるかもしれません。

今日は久しぶりに俳句です。季節が違いますが、ご勘弁を。

実はこれ、夢の中で詠んだ句です。朝方、半分目覚めて半分眠っているような意識の中で、ふと浮かんできたのです。

普通、夢の中で作った作品にはあまり良いものはないのですがね、これはまあまあいけると思って、ここで取り上げることにしました。

春先の菜の花の鮮やかな黄色が、風に揺れ動いている。浮く、としたのは、風の中で菜の花の黄色だけが光って浮いているように見えるからです。菜の花がたくさん群れて咲いていると、黄金の海が野に浮いているように見える。実に美しいですね。

今は冬に入ったばかりで、野には菜の花の影もありませんが、やがて来る春にはまたあの黄色の海と出会える。季節の約束を果たすために、菜の花は今もひそやかに冬を耐えている。冬を超えれば、必ず春が来ることを、花は信じているのだ。

それは星を操る大いなる神への信頼です。わたしたちは、あまりにも大きな、すばらしい愛に囲まれて、生きている。

あたたかな菜の花の黄色にまた出会える日を夢見て、わたしたちも冬を乗り越えていきましょう。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする