小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

岡崎嘉平太と日中友好40周年

2012年09月17日 | 社会戯評
岡崎嘉平太と日中友好40周年
公職追放された履歴を持ちながらも、国交が正常化される以前に、周恩来と固い絆と信頼関係に裏打ちされて、日中国交回復に、努力した岡崎嘉平太の功績は、その「信を縦糸に、愛を横糸に、、、、、」という言葉は、周恩来の例えた、「井戸水を飲むときには、井戸を掘った人のことを忘れてはならない」同様に、後のLT貿易(廖承志と高崎達之助の頭文字からとった)から、日中国交回復へと繋がる道筋へと、導いた人脈を、今考えると、やはり、外交も草の根の民間交流も、やはり、人の信頼関係の地道な努力の上に、立って初めて成し遂げられることが、改めて、分かる。交渉とは、そんなモノなのかも知れない。一体、韓国・北朝鮮・中国・ロシアと、現状の外交交渉は、どうなってしまっているのであろうか?若い人達の相互交流や研修生の受け入れなど、人の交流と相互理解が無い限り、歴史認識の問題も解決されず、一夜にして、これまで、何十年とかけて、先人が築いた関係も、脆くも焼き討ちと排外主義により、崩壊してしまうことは、昨今の事例を引くまでも無いところである。加藤嘉一氏のような若い世代に、日本は、もっと、現地の言葉で、意見表明を、もっと、もっと、国内外に発信してもらわなければならないのだろうか?インターネットや、ツィッターや、フェースブックが、いくら発展しても、本当に、相互理解が、進んでいるのだろうかと、考えさせられる。民主党の小沢が率いた大議員団は、一体、何であったのであろうか?ロン・康も、何だったのであろうか?そう言ってしまうと、元も子もなくなってしまうか?マッカーサーと吉田茂ではないが、歴史を後から振り返ると、こういう人間関係が、イデオロギーを超越したところで、何か、必要不可欠なのであろうかと、、、、、、、、。昔の中国研修生達は、息を潜めて、今の事態をどのように、注視しているのであろうか?それにしても、被害を被った会社は、損害賠償は、どうなるのであろうか?中国人従業員は、どうなるのであろうか?又ぞろ、亡霊のように柳条湖事件の日が、やってくる。先人の生み出した恨みをなくす知恵は、どこへ、行ってしまったのか?