小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

働き方を考える:

2016年10月02日 | 社会戯評

働き方を考える:

又ぞろ、有識者会議で、働き方を考えるという。そもそも、こちらは、もう引退しているのであるから、関係なさそうであるが、これは、なかなか、面白く、刺激的である。いつの時代も、働き方なるものは、経営者側や、国の都合で、押しつけられるのが落ちであろう。働き方とは、大きく分けると、所詮、労働者か、経営者、独立自営業者か、フリーランスに分割され、結局、そのどちらかを究極的に、二者択一せざるを得ないのかも知れない。そう考えると、いつの時代も、余程、しっかりとして、自己責任で、初めから、起業でもしない限り、働き方というものなどは、自覚して、しっかりと、考えないものであろう。今回も、所詮は、人口減、経済に於ける労働生産者人口の増加や、ミス・マッチによる人手不足を、或いは、女性の活用も含めて、結局の所、さぶろく・三六協定も含めて、それ等の枠内での話であって、労働者側の権利をしっかりと、守ろうとするモノではなかろう。もっとも、労働組合も既に、崩壊している以上は、非正規労働者の同一労働。同一賃金の議論も、或いは、非正規労働者の労働条件や、賃金の上昇などは、所詮、二の次で有り、過労死問題や、残業・長時間労働問題など、そもそも、そんなものは、枠外に過ぎないものなのであろう。一体、全体、いつから、こんな議論が、水面下で、狡猾に、準備されてきているのであろうか?非正規雇用の導入も含めて、或いは、税制上の扶養控除の在り方など、様々な形での改革とか、規制緩和と称する形で、労働者の権利が侵害されてくるのであろうか?もうこうなってくると、やはり、時間が来れば、帰宅するだけの、責任もしっかりととらないような、豊洲やオリンピック招致など、地方公務員が一番、安定してして、リスクがない働き方などと思われても、困るし、人生、当たり障りのない生き方が、やはり、一番気楽でよいということになりはしないだろうか?人生の前半を大きな組織の中で、学ばせて貰い、後半生は、独立して、起業した自分の人生に於ける働き方は、一体、どんな思いだったのであろうかと、改めて、今思うと、考えさせられてしまう。若い人達は、一体、この問題提起に関して、どのように、考えているのであろうか?そして、自分の人生に於けるこれからの働き方を、どのように、考えているのであろうか?年寄りには、大変、興味深いところである。

 



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