台北、故旧博物館に遊ぶ:
何せ、超駆け足旅行だから、朝早くから、毎日、日程がびっしりである。いつ頃、訪問したのかも、歳をとると、想い出せない、いすれにせよ、出張の合間に、見学したのであることに間違いないから、もう、40年以上も前の話だろうか、正面玄関2階での記念撮影の時に、確か、この風景は、、、、、と想い出した程度である。北京の故旧博物館も観た記憶があるが、やたら、広いだけで、嫌と云うほど、歩かされたことを想い出す。今回は、先日、日本でも公開された故旧博物館の秘宝である翡翠の「白菜」や象牙細工の何層にも手彫りされたものを、取りあえず、観ることが出来ればまずは、由としようかという程度のものである。それにしても、凄まじい込み方である。中国本土からの中国人団体客の数の多さといい、まずは、ガイドの劉さんの案内に併せた周波数の確認と、旗を目印にして、いよいよ出陣である。何でも、相当混み合うので、見学にもコツが必要だそうである。総勢、こちらも、40数名弱であるから、司令塔の劉さんの掛け声の下で、目指すところの秘宝を、まるで、運動会の紅白の玉入れのような要領で、すいている隙に、全員で、これを円陣のように取り囲み、説明を聞きながら、時計回りに、ぐるっと、廻りながら、一周して、正面から、裏側から、側面からとゆっくりと眺め廻るのだそうである。そうすると、中国人団体客も、流石に、割り込めないのだそうである。従って、展示品を、順番に、観る必要は全くないそうである。見れるものから、初めに見て、空いている機を見て、サッと、戻ってみるのだそうであります。成る程、このフォーメーションは、なかなか、効果的、実戦向きでありました。お陰様で、翡翠に浮き出て彫刻されたキリギリスもイナゴの姿も、或いは、派の白さも、充分堪能出来ました。又、豚肉の煮物のように、思える石の彫刻も、その彩色技術つと豚肉の皮に彫られたまるで毛穴のような紋様も、ハッキリと確認出来ました。なかなか、これ又、素晴らしい作品であります。更には、一本の象牙を何層にも、手彫りされた球の中に、又球があるように見える微細な象牙細工もしっかりと、観察できました。これだけの3点の秘宝だけでも、充分、観るだけの価値はあったかと思われます。それにしても、七宝焼きとか、小物入れとか、どれをとっても、当時の職人の技術の高さには、舌を巻くばかりであります。ルーブル美術館や大英博物館の絵画や、古代遺物にも、圧倒されましたが、こうした故旧博物館などの展示物を観ていると、その数の多さ、バラエティーの広さに、圧倒されてしまい、この次に来たとしても、同じ展示品が放られるかどうかは、宛になら無いものがあります。まさに、作品との対峙もまるで、「一期一会」のようなモノかも知れませんネ。その国の文化を、こういう芸術品や美術品などを通じて、体感することは、とても、その国やそこに暮らした人々の暮らしを理解する上で、大切であると云う事が改めて、分かります。今度は、未だ行ったことのない、イタリアとスペインにでも、ゆきたいものでありますが、何せ、長旅なので、いつ実現するのかどうか、分かりません。料理と美術鑑賞ができたらいいのになぁと思わずにはいられません。
何せ、超駆け足旅行だから、朝早くから、毎日、日程がびっしりである。いつ頃、訪問したのかも、歳をとると、想い出せない、いすれにせよ、出張の合間に、見学したのであることに間違いないから、もう、40年以上も前の話だろうか、正面玄関2階での記念撮影の時に、確か、この風景は、、、、、と想い出した程度である。北京の故旧博物館も観た記憶があるが、やたら、広いだけで、嫌と云うほど、歩かされたことを想い出す。今回は、先日、日本でも公開された故旧博物館の秘宝である翡翠の「白菜」や象牙細工の何層にも手彫りされたものを、取りあえず、観ることが出来ればまずは、由としようかという程度のものである。それにしても、凄まじい込み方である。中国本土からの中国人団体客の数の多さといい、まずは、ガイドの劉さんの案内に併せた周波数の確認と、旗を目印にして、いよいよ出陣である。何でも、相当混み合うので、見学にもコツが必要だそうである。総勢、こちらも、40数名弱であるから、司令塔の劉さんの掛け声の下で、目指すところの秘宝を、まるで、運動会の紅白の玉入れのような要領で、すいている隙に、全員で、これを円陣のように取り囲み、説明を聞きながら、時計回りに、ぐるっと、廻りながら、一周して、正面から、裏側から、側面からとゆっくりと眺め廻るのだそうである。そうすると、中国人団体客も、流石に、割り込めないのだそうである。従って、展示品を、順番に、観る必要は全くないそうである。見れるものから、初めに見て、空いている機を見て、サッと、戻ってみるのだそうであります。成る程、このフォーメーションは、なかなか、効果的、実戦向きでありました。お陰様で、翡翠に浮き出て彫刻されたキリギリスもイナゴの姿も、或いは、派の白さも、充分堪能出来ました。又、豚肉の煮物のように、思える石の彫刻も、その彩色技術つと豚肉の皮に彫られたまるで毛穴のような紋様も、ハッキリと確認出来ました。なかなか、これ又、素晴らしい作品であります。更には、一本の象牙を何層にも、手彫りされた球の中に、又球があるように見える微細な象牙細工もしっかりと、観察できました。これだけの3点の秘宝だけでも、充分、観るだけの価値はあったかと思われます。それにしても、七宝焼きとか、小物入れとか、どれをとっても、当時の職人の技術の高さには、舌を巻くばかりであります。ルーブル美術館や大英博物館の絵画や、古代遺物にも、圧倒されましたが、こうした故旧博物館などの展示物を観ていると、その数の多さ、バラエティーの広さに、圧倒されてしまい、この次に来たとしても、同じ展示品が放られるかどうかは、宛になら無いものがあります。まさに、作品との対峙もまるで、「一期一会」のようなモノかも知れませんネ。その国の文化を、こういう芸術品や美術品などを通じて、体感することは、とても、その国やそこに暮らした人々の暮らしを理解する上で、大切であると云う事が改めて、分かります。今度は、未だ行ったことのない、イタリアとスペインにでも、ゆきたいものでありますが、何せ、長旅なので、いつ実現するのかどうか、分かりません。料理と美術鑑賞ができたらいいのになぁと思わずにはいられません。