小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

観光ルートと地方の商店街:

2015年06月13日 | 社会戯評
観光ルートと地方の商店街:
マツモトキヨシが、何でも、観光地へ、免税店を200店舗程度、開店するという。確かに、個人的な経験からしても、海外からの友人達の買い物の仕方や、品目は、多岐に亘っていて、とりわけ、所謂、有名な土産物を買うばかりではなくて、むしろ、化粧品とか、日用雑貨品を個人的な消費や帰国後の友人へのお裾分けのような目的のために、購入するようである。謂わば、きちんと、国の機関が、マーケティングを行えば、来日海外旅行者の消費行動、或いは、動機付けや、その先の観光ルートまでも、その延長線上で、見えてくるのではないだろうか?マツキヨの今回の動きは、恐らく、POSデータの分析からすれば、当然の動きではなかろうか?もっとも、地方のシャッター街の問題は、どうみても、これで、解決の目途がつくというモノでもなかろう。結局、大手資本が、先手必勝で、ますます、美味しいところを地域外へと持ち去ってしまうようなところがないわけでは無い。そういう恐れがあるであろう。むしろ、こうした動きの中で、如何にして、地元に利益還元が行われるべきかというところをしっかりと、抑えておかなければならないであろう。その意味で、能登半島から、昇り竜のような地理的ルートを、活用して、9県にも跨がる観光ルートを、海外旅行者に、アッピールするという試みも、なかなか、興味深い。自分たちの力で、所謂定番のゴールデン・ルートとは、別に、創り出そうとする試みは、多いに、興味深いものがある。観光地への免税店の開店も、悪いことではないが、如何にしたら、新たな観光ルートと地域への利益還元、或いは、地方の活性化へと繋げられるのであろうか?


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