小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

泉大助と「ズバリ当てましょう」

2012年03月01日 | 映画・テレビ批評
爆弾男でならした楢崎弥之助の訃報記事の下で、小さく、写真入りで、端正な顔立ちの泉大助氏(享年:84歳)の逝去の記事が、片隅に、掲載されていた。番組の始まった1961年頃は、まだ、白物家電が、3種の神器ともてはやされていた時代で、ナショナル・プライス・クイズ、ズバリ当てましょうという番組を、家族揃って、よく、見ていたものである。「明るいナショナル」(三木鶏郎の作詞作曲)などは、今や、年寄りの、とりわけ、頭が、光り輝く元ビジネスマン達の宴会芸で、かろうじて、そのCMソングが、絶滅危惧種として、生き残っている。それにしても、宣伝やら、CMの原点が、改めて、見られるような番組である。そう言えば、パナソニックのCMソングは、記憶を辿っても、思い出せないが、、、、、。一番価格に近い数字を言い当てた人に、家電製品を贈呈するというものであるが、今や、一物二価どころか、三価も、四価もある時代では、標準小売り価格など、今や昔の、「作れば売れる」良き時代の象徴だったのかも知れない。奇しくも、パナソニックの社長交代が、行われ、松下幸之助のナショナルを知る人も少なくなりつつある中での訃報記事である。予断だが、アシスタントをしていた松本めぐみは、後に、加山雄三夫人となったときには、驚いたものである。又、一つの時代が、終焉したことを、改めて、実感させられる。ハイアールが、中国で、同じ番組を、今やったら、受けるだろう。それとも、パナソニックが、インドで、試しに、やってみたらどうだろうか?
追伸)奇しくも、松下電器元3代目社長で、創業家以外から初めて、末席の取締役から、大抜擢された「山下跳び」と称された山下俊彦氏が、1日、亡くなられたと、報道されたが、これも、何かの因縁だろうか?



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