小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

鈴虫の音色を愉しむ:

2016年06月16日 | 自然・植物・昆虫

鈴虫の音色を愉しむ:

今年の夏は、寒いせいだろうか、何故か、春蝉の鳴き声が、梅雨の晴れ間にも、それ程、聞こえてこない。それとも、まだ、早いのであろうか?子供の頃には、季節の音色というモノがあったような気がするが、何かの錯覚だろうか?夏になれば、何処からか、金魚売りの掛け声が、きんぎょー、金魚は如何?と聞こえて来たりしたが、もうそんな声も、既に何十年も前に、絶滅してしまった。子供の頃には、虫の声も、何かの歌で、あれ鈴虫は、松虫は、などと、鳴き声を、歌で覚えたモノであるが、もっとも、実際にそんな虫の鳴き声を聞くような事は、まず、なかったが、、、、、、それでも、何処からか、鈴虫の鳴き声を聞けば、成る程、夏から、秋へと季節が移ろっていくのかなくらいは、忙しくても、ふと、心の何処かで、感じるものである。ホームセンターに、買い物に来たら、懐かしい鈴虫の声が聞こえてきた。本当は、虫かごの中ではなくて、庭の草むらにでも放してあげて、その鳴き声を自然に、聞くのが理想であるが、そうも言ってはいられない。何せ、庭の草むらには、蜥蜴や蛇もいるから、すぐに食べられてしまうであろう。実際、何年か前に、蜥蜴が、キリギリスの幼虫を食べているのを写真に撮ったことがあるが、なかなか、自然環境は、Survival is the fittestで、難しいですね。鈴虫の鳴き声に、色々と、世の中の雑念を、忘れて、聴き入っています。もう少ししたら、風鈴でしょうか?五感を刺激するには、お香も良いかも知れません。年寄りには、五感を刺激するのが一番ですし、現代社会の現役の若い人には、五感の刺激と云うよりも、精神の癒やし、或いは、副交感神経の回復になるかも知れませんネ。梅雨の晴れ間なのに、春蝉は鳴いていませんが、鈴虫は、昼間でも、すれた音色を奏でています。

 



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