安全・安心なまちづくり特別委員会が午後2時半に終わり、午後3時過ぎに相談者のところに行く途中、双葉バイパス通りの温度計を見て驚きました。この時期に何と“32℃”が表示していました。議会開会中は、(理事者の対応で)気持ちも高ぶっているだけに、せめて身体にさわやかな“秋風”がほしいくらいです。片時も離すことができないのが扇子ですネ。(振りすぎで左手が痛いです)
さて、昨日11.164人の市民が託した市立はなぞの幼稚園の存続を求める陳情が文教・経済常任委員会で審議されました。
私は、建設常任委員会に所属しているので、委員会終了後、一議員として委員会審議を傍聴しました。すべての委員のみなさんの質疑を聞いていた訳ではありませんが、学校教育部長は「本来なら来年度の募集を10月1日以降からしなければなりませんが、今回の陳情の結果次第では市教委としても重く受けとめなければなりません・・・」と何度も答弁していました。市教委の見解は「あくまでも現定員数では、来年度以降の入園募集は行わない。現在の在人児童が卒園する新年度末に廃園する」とその手続き論は来年2月の予算議会に議案を提案する」と言うもの。その前提がある以上は来年度入園募集を行わない、と強調しています。
「仮に陳情が採択されれば、政策判断上は重いものがある」と政策形成を見直す内容の答弁でした。しかし、議会は民主・市民の風と共産党市議団の賛成少数(4対3)で否決されてしまいました。明日の本会議で最終的な結論が出されます。
私は、委員会の議論を聞いて納得できないものがあります。通常であれば、廃園時期を明確にしたのであれば、当然入園手続きの前に議会に関係条例などを提案するのが筋です。ところが、そのプロセスが遅れたため、廃園のためのパブリックコメントと父母、住民説明会を9月定例議会前に行いました。確かに、市民参加条例に関わるプロセスは行ったとは言え、本来それはもっと早くに行うべきだと思います。まさに、「廃園ありき」論が先行し、あとは議会任せのやり方では、幼児教育を守る教育行政のあり方としては乱暴な手法と思います。
仮に、ある市民が「来春(我が子を)入園させたい」と申請したら、市教委は何を根拠に対応するのでしょうか?まだ、議会では“廃園”に関わる議案は認めていません。みなさんは、今回の市教委の手法をどのように考えますか?