今日の午後5時過ぎに9月定例議会が終わりました。予定の時間より大幅な遅れでした。
その要因は、午前中(午前11時~)から開始した“議会改革に関する検討会”(構成員:各会派代表者5人、無会派2人)での“議員定数”問題のあり方でした。
6月定例議会が“やま場”でしたが、各会派から多種多様な定数削減案が提示され、民主・市民の風と共産党市議団は現状維持という立場でしたが、(検討会の)座長を務める田村雄二議長から、「各会派の意見集約をすると現状維持から定数削減(3減~10減)に大きな幅があり、このままでは議論が平行線でどの意見が正しいとは判断出来ない・・・」との立場から、「人口増や北海道経済における苫小牧市の役割から考えると、大幅な削減は出来ない」などの理由を述べ“定数2減”の提案が示され、結論は各会派で議論し、9月定例議会で決めることを確認しました。
今定例議会での代表者会議では、定数問題に一致点の方向性が出れば、次の議論は“議員報酬のあり方”を検討することを確認していたのです。
ところが、複数の会派から“議員報酬の引き上げと定数削減”のセット論議の意見が出されました。会派を代表して参加している私は、当初から「議員削減をして、その財源を議員報酬の引き上げにするというセット論議はすべきではない」と主張していましたが、議論のなかで「19年間議員報酬の引き上げがされていない事実はある。議員報酬のあり方は検討する議題であっても、結論は報酬審議会で議論されるもの」との共通認識にたち、“定数問題”で議論を続行しました。
現状維持の民主・市民の風は「座長提案を了解する」との立場を鮮明にし、私(共産党市議団)は、「全会派が座長提案で一致出来るという条件であれば尊重したい」と“苦渋の決断”をしました。
しかし、9月議会で結論を出す確認事項があるにも関わらず、座長提案に“同意する”意見と“さらなる削減増”(3or4)の意見が出され検討会は紛糾しました。この間、意見調整などを行い、午後4時過ぎに、「全会派一致を前提とする方向で、座長提案を基本に各会派で再度議論を行い、12月定例議会で結論を」と合意し、定数問題の結論は先送りの形になりました。
議員定数の問題は議会側から条例改正をしなければならないため、意見が分かれる提案(提案理由の根拠)では、質疑がかみ合わなくなります。それだけに慎重な議論と意見一致が必要となります。
改めて、対決姿勢を鮮明にする場合と、意見の違いがあっても真剣に議論を交わし一致点を出す議論の大切を痛感しました。
最近、パソコンのトラブルがあり、専門家に見てもらうため、しばらくの期間”ブログの更新”を中断しますのでよろしく。修繕されたら直ちに更新します。