昔の人は小物入れがお好き?
使用目的は不明だけど生家に残されて誰もいらない。
使用目的は不明です。
この箱は生家の土蔵で発見した高校生の時、祖父にもらった。
大正15年陰6月6日は曽祖父の文字だそうです。
中に刀の目貫が一個入っていた。先祖の物で黄色い部分は「金」と祖父は言った。
刀の柄に使われている目貫は一対です。
刀は錆び鞘の割れた脇差しが数本束ねてあったのを見たことがあるから、外れたのだろうか。
昔は家で結婚式をするのが当たり前で、下級武士といえども新郎は裃を着て脇差しを差した。
現在でも新婦は懐剣を差すでしょう。
この小箱は、見かけによらず高価だった。
骨董市で老店主が「刀の拵えの細工職人が仕事を無くし、糊口をしのぐために造ったのかもしれない」と言っていた。
アメ色の方は針箱から祖母がくれた。釣り針の小さいのが数本入っていた。曽祖父のものだと言った。
じんたんと万葉仮名で彫ってあるけど曽祖父が彫ったのかしら?
同型で少し大きめの右の白木の物を見つけたが、何に使うものなのでしょう。
小さい印籠です。
朝顔らしき三輪の花は螺鈿で他は金泥で描いてあり、中は砂子です。