レトロの小部屋

紙物を中心に古物を集めています。

寿長生の郷(すないのさと)のお雛様

2020年03月03日 07時46分22秒 | 民具、雑貨

昨日、市内大石にある叶匠寿庵「寿長生の郷の梅林」を訪れました。
梅林や芽吹き始めた山野草をめぐってから、帰路売店へ行きました。

あっと驚くお雛様。
撮影許可をいただいて撮った写真です。

神道、紫宸殿の飾りつけです。

神の社殿は南面北座(北を背にして南を望む)、神の子孫の親王は向かって右に座す。
京都御所は向かって右が左京区で東です。
こちらを向いた親王様の左手が、日が昇る東にあたり、上手となります。
京飾りです。

今上天皇は東京から北を背にして南を望めば、東側は陛下の右手にあたります。
よって、京飾りとは反対になります。
現代の有職ひな人形は、今上天皇皇后の座位で飾られるのだろうと思っている私です。

右大臣。

本物のお籠、大きな御所人形が乗っています。

 

上の3枚の画像でこの1セットです。

人形遊びから発したひな人形。
思いがけなく、博物館の想いをいたしました。

3月4日はお休みだそうです。
3月3日にかたずけなければ、嫁入りが遅れると言われていました。
今年は今日が見納めで収納されるのでしょう。