当たるも八卦、当たらぬも八卦と言われ外れてもやっぱりと恨みもしなかった。
統計学だからね。
家相もやはりそのようです。
住んでる人の性別や生年月日によっても変化するとなれば、おさらのことです。
トイレ、風呂場、井戸(水道の流し台)、かまど(コンロ)など方角の家相を重視していました。
現代は、昔のようにボットンではなく、水洗で敷地内にとどまることは無くなりました。
家相は新時代を迎えています。
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」と妻あてに簡潔な手紙を送った本多作左衛門重次。
遅くなって授かった仙千代丸を慈しみ、馬にしっかりエサを与えよ なのでしょうか。
馬小屋は敷地内の何処にあったのでしょう。
家の裏の下座にあったでしょう、玄関脇の馬小屋など見たことないでしょう。
現代の馬小屋と言えるのはガレージでしょう。
どんなに高級車でも餌(燃料)を与えて排気する馬です。
太陽が東から昇る限り、家には自然に上座と下座が生まれます。
玄関が東向きの家は北側が上座。北向きの家は東側が上座。西向きは北と、東が上座。南向きは北と東が上座。
すなわち、北と東は上座です。
ガレージは西か南(下座)に設けると良い。
神社は南面北座(北に座って南に向く)が多い。
京都御所もそうです。
左京区は東側、左大臣が上。
家にマイカーの無かった時代は、一人では食べてゆけなくても二人だとなんとか暮らせる物だ、と周りから縁談を押しつけられて大半が結婚した。
ガレージが上座にある家は、縁遠い子が出る。
体験例を書いてみます。
高学歴で収入も多い一人息子が、結婚を拒むと悩んでいた人がいました。
そこは西向きの玄関で北側にガレージのある借家でした。
重役だった父親が定年退職して帰郷し、先祖の敷地に邸宅を構えました。
数年後、孫が小学校に上がったと聞いたのは良い家相だったことでしょう。
上の子供達はすでに家庭を持っている夫婦が、学生の下の子を連れて転居してきました。
南向きの玄関で、東側にガレージがある。
大学院を終えて仕事についてすでに四十代の下の子は同居はしていないが、独身である。
子供だけ別のアパートに住んでいても意味が無い。
結婚して戸籍を持つ事で、親の家の家相を離れるのです。
姉弟が数人いる中でたった一人だけ結婚する場合もある。
適齢は個人差があり、その適齢期に本縁の相手に巡り会えていた場合であり、これぞ統計学という所以です。