2006年(平成18年)京都国立博物館の絵巻展へ行きました。
その中の福富草紙絵巻に祖母に聞いたお伽話がありました。
この話は、花咲か爺、舌切り雀、など似た話があります。
絵巻のページです。
貧しい高向秀武は神社に日参して、幸福を祈りました。
夢を見ました。夢占い師は良いことがあると言いました。
占い師の前でおならの芸を披露しました。
他の人にも披露しました。
通りかかった中将が車を止めました。
秀武は中将邸に呼ばれました。
中将の前で披露しました。
この図録には書いてありませんが、京都国立博物館のページに「綾つつ錦つつ黄金さくさく」と書いてあります。
博物館で見たビデオには音符がヒラヒラ昇る動画に加工してありました。
小学校低学年の頃聞いた、祖母のおとぎ話を思い出しました。
祖母の話には「黄金(こがね)サラサラ ちちらぷん」との音で、中将を驚かせ、たくさんのご褒美を貰いました。
3つ年下の幼児の弟が「ちちらっぷ、ちちらっぷ」と畳の上で踊っていました。
祖母は明治35年生まれです。因みに昭和天皇は明治34年のお生まれです。
昭和64年(1989年)1月7日 昭和天皇は崩御されました。
平成元年(1989年)12月25日 祖母は逝きました。
それを見た男が自分もと 中将の前で汚い物を出して、ひどく罰を受けました。
で祖母の話は終わりました。
絵巻には続きがあります。
隣の福富の妻がお教えを請い、秀武はアサガオの種を飲むように教えました。
福富は中将の前で脱糞してしまい 散々な目に合わせられました。
臭いと鼻をつまんでる人、福富を打ち据える人。
アサガオの種は下剤になったそうです。
福富の妻の仕返しも載っています。
Web検索すると、絵巻の絵が様々出てきます。
色がついたもの、少し違う物など見つかりました。
神社の詣でるところ。
おならを皆さんに披露するところ。
中将の牛車。
おならを披露する中将の館。
福富が脱糞するところには糞も書かれています。