今日は雨の降る日曜日でしたが、久し振りに妹と映画を観に出掛けました
観たい映画が沢山有って二人で迷ったのですが
雨のため・・出掛けるのに都合の良い場所の映画館に決めました
随分いいかげんな選び方の二人です

そして 「 手紙 」 を観ることにしたのです
他に観たい映画は、「 太陽 」「 プラダを着た悪魔 」
「 地下鉄に乗って 」などなど沢山観たいのですが
この忙しさでは、あと幾つ観れるでしょう
さて、今日の映画 「手紙 」は東野圭吾さんの小説を映画化されたものです
犯罪者の家族が背負う罪とは・・・と言う難しいお話でした
両親を亡くして兄と弟の二人、兄は弟を大学に進学させるために
無理をして身体を壊し、会社を辞めさせられる、そして兄は
盗みに入った家で誤って殺人を犯してしまい刑務所に・・・
そして弟は、転職と引越しを繰り返しながら生きてゆくことに・・・
弟からの手紙を唯一の楽しみに待つ服役中の兄・・・
兄のために必ず返事を書いた弟・・・しかしどこまでも
犯罪者の家族と言う偏見が付きまとい、兄との繋がりを切りたくなった弟は
・・手紙を書かなくなった
でも、兄弟のことを心配してくれる明るい女性に出会い
弟は家庭を持つことが出来、可愛い子供も出来ました
弟は妻や子供のために、一度は兄との繋がりを切ろうとしますが
ある日、被害者の母を殺された家族の方に会に行きそこで
兄が被害者の家族に送った、沢山のお詫びの手紙を見せてもらう
そして「もうこのことは終わりにしましょう」と言ってもらえて・・
弟は又、兄との繋がりを・・兄弟を取り戻すのでした
このお話は、被害者の家族の悲しい立場、そして罪を犯した側の家族の苦悩
どちらも深く考えさせられるお話です
なんの罪も無い弟、しかし犯罪者の家族としての苦悩・・・涙が溢れました
私達は、確かに人を見る時・・・いろいろなメガネで見てしまいます
また誰しも、不安なことは避けて近づきたくないものです
しかし、自分も何時事件に巻き込まれるかも知れない
この映画は沢山の人が観るといいなと思いました、
そしてもし、罪を犯しそうになった時、犯罪者の家族の苦悩を考えれば
犯罪は思いとどまれるのではないでしょうか
大変重いお話でしたが、観てとても良い映画でした。