私もちょうだい!

ウランちゃんは、食い意地のはった仔でした。
私が冷蔵庫を開けると、必ず側に来ました。
ベットでよ～く寝てると思っても、ごそごそと起きて来るのでした。
そして「何か、ちょうだ～い」と鳴くのです。
それと、ガサゴソと音がすると、食べ物の袋を開ける音と思うらしくて、
かならず、直ぐ側に来てました。
私一人の、日曜日・・静かな静かな我が家です。
縫い物をしていましたが、３時に、コーヒーとお菓子で休憩しょうと、
キッチンに行く私・・階段を下りて・・忍び足で歩き・・冷蔵庫をそ～と明け・・
お菓子の袋もそ～と破り・・と・・そこで気が付きました
「そうだ・・ウランちゃんは・・居ないんだ～!」
一人で笑ってしまいました。
１７年一緒に暮らしたんですものね、
そう簡単には私の頭の中から、ウランちゃんを消すことはできません。

優しい笑顔に会える

　　　
　　　　無信心で、お寺にも参らず、お経も読めない私だけれど
　　　　毎日お仏壇の、ロウソクに明りを燈し・・手を合わせると、
　　　　父・母・四人の笑顔に会えます。
　　　　なぜか・・いつも・・一番とびっきりのいい笑顔です。
　　　　そして、手を合わせる度に、四人の声が聞こえます。
　　　　これも、なぜか・・いつも・・同じ言葉です。
　　　　父・母・の笑顔に会いたくて、
　　　　父・母・の声を聞きたくて、
　　　　今日も、手を合わせました。

(写真は我が家の鉢植えの、色づいたナンキンハゼ)

赤が無い!

今年の変な気候のせいでしょうか?　植物たちが変です!
毎年、楽しみに見ている、山葡萄の実に赤色の実が付いてないのです?
何時もは、青・紫・紺・肌色・黄色・そして赤・と色とりどりと、
綺麗な色で楽しませてくれる、つるに赤が無い!どうしたんだろう?
周りのツル、全部探しましたが、赤い実は一つも有りません。
カラフルでお洒落な山葡萄を写真に写したくて、カメラを向けましたが
赤が無くて、ビックリ、そしてなんだか、不安すら覚えました。
もう、１１月だと言うのに、キョウチクトウの花も、テッセンもと、
色々な夏の花を見かけます。
そうかと思うと、椿の花が咲いていたりと真冬の花も咲いてます?
もしかして、地球が悲鳴をあげているのかな?

喜びと淋しさと

テレビで、天皇家・紀宮さまの結婚式のニュースを観ました。
娘の両親にとって、結婚は嬉しいことに間違いは無いのですが、
送り出さなくては成らない、淋しいことでも有ります。
我が家も６年前、一人娘を嫁がせました。
テレビを観ていて、その日がよみがえりました。
式場から我が家に帰り、Ｔさんは二階に上がったきり降りてこず・・
私は下で涙を拭きながら、淋しさをかみ締めていました。

　　　　　　慶びの日の式終えて
　　　　　　　　帰りし我が家は
　　　　　　　　　　唯・唯・淋しくて

あれから、淋しさを猫が癒してくれましたが、今は猫も居なくなりました。
でも、二人で穏やかな日々を送れることに有り難く感謝しています。
　　(写真は我が家の庭のタヌキです)

お客さん帰って!

ウランちゃん、お客様に愛想は良かったけれど、本当は来客嫌いでした。
お客様が見えると、不服そうな顔になりました。
部屋で私と長話でも始められたものなら、私の側に、そ～っとよって来て、
私の顔を見ながら「ニャ～」と鳴きます、するとお客様は、
「まあ～可愛い!」と言われます。
それを聞いて、ウランちゃんすかさず「ニヤ～～」とお客様に向かって
ご挨拶するのでした・・(いいえ・・本当は・・違うのです)。
すると大抵、お客様は手を伸ばし、頭を撫でてくださいます。
ウランちゃん、ますます大きい声で「ニヤ～」とお客様の顔に言います。
「まあ～可愛い、いい子だね!」と言って下さるのですが、
私には分かってました、いつの頃からか・・ウランちゃんの心が。
私に向かって鳴く時は「ねえ～、お客さんに、早く帰ってもらって～」と言っていたのです
そして、お客様に向かって鳴いている時は「ねえ～、まだ帰らないの～」
そう言っていたのです。
お客様の帰られた後で、ほっとして、嬉しそうなウランちゃんを見て、
お客様に猫語が分からなくて良かったな～と、何度も思ったものです。
17年も20年も、一緒に暮らすと私達も猫語が分かるようになりました。

　(写真はちょつと、不服顔のウランちゃん)

ここ読んでる?

朝Ｔさんが、新聞を読むために広げると、ウランちゃんが
必ずその、読んでる記事の上に乗りました。
Ｔさんは、ウランちゃんが邪魔になって「ここ読んでるよ!」
ともう一枚、隣に広げてそちらを読んでるフリをしますが、
ダメでした、どうしても読んでるところに座ります(笑)!
「新聞なんか見てないで、私を見て～!」と言ってるのです。
毎朝、「も～う・・この仔は邪魔して～!」とＴさんとウランちゃんの
新聞から・・下ろす・・上がる・・のイタチごっこでした。
これも我が家の毎朝の、楽しい風景だったな～。

(新聞に乗った、写真を撮ってなかったので、ミニチュアの猫乗せてみました)

誰の枕

ウランちゃんと一緒に寝ると、私はいつも枕を取られていました。
寝始めは、確かに私が当てて寝るのですが・・なぜか?
いつの間にか、ウランちゃんが占領しているのです。

それも・・大きなイビキをかいて・・うるさくて目が覚める時も有りました。
小さな身体でよくもこんな大きなイビキかけるものだ・・と、
なんども思い(笑)、ゆすってイビキを止めたものです。
また、寝ていて身体が落ちそうで目が覚めると・・やはり、
布団の真ん中をウランちゃんが占領して、
私は布団から落ちかけていることもよくありました。
でも・・それが可愛くて・・そのままウランちゃんに譲って寝たものです。
猫は気まぐれで、私が「おいで～」といくら呼んでも、
「一人で寝るほうがいい!」といって、
自分の(ウランの)ベットで寝る時もありました・・
寒くなって・・温かいウランちゃんと一緒に寝た頃を思い出します・・

心

　　　　　　　心・・なんと
　　　　　　　移ろ気易きもの
　　　　　　　昨日は天使で
　　　　　　　今日は鬼　

　　　　　　　　　　　　　　　　　心・・なんと
　　　　　　　　　　　　　　　　　移ろ気易きもの
　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日の愛が
　　　　　　　　　　　　　　　　　今日は憎しみになる　

　　　　　　　心・・なんと
　　　　　　　移ろ気易きもの
　　　　　　　昨日の喧嘩の訳が
　　　　　　　今日は笑い話

　　　　　　　　　　　　　　　　　心・・なんと
　　　　　　　　　　　　　　　　　移ろ気易きもの
　　　　　　　　　　　　　　　　　昨日大嫌いな人が
　　　　　　　　　　　　　　　　　今日は友になる

(絵・・イロハカエデ・さつき画)

新しいシッパイ!

ドジは更年期以来、直ったわけではないのですが(笑)、
昨日また新しい・・今までに無い・・ドジを二つもしました。
一つ目・・朝顔を洗う時、いつも髪が濡れない様に頭にタオルを巻くのですが、
忘れました・・顔を洗いながら
「どうして髪が頬まで下がってくるんだろう?」と思ったのに、
気が付かなかった、洗い終わって・・いざ顔を拭こうとして・・
やっとタオルを巻いて居ない事に気付いたのです。
こんな事初めて・・ショック!
二つ目・・洗濯をして、干す時・Ｔさんの肌着が無い・・「あれ～っ?」
良く見ると、洗物袋に残っている。
ここで、今までは残った洗物を・・直ぐ手洗いで洗ったものですが・・
止めました・・私「そうだ、昨日はＴさんは、居なかったことにしよう」と決めて、
残した肌着、洗わなかったのです。
こんな事考える私も始めてでした。
これから!・・どんどん変身しそうな私です

２ｋの、さつま芋

昨日、Ｔさんが、仕事で伺ったお宅から、巨大なさつま芋を頂いて帰りました!
こんな大きな芋は初めて見たので、写真に撮りました。

　　　　(写真の芋、右側のサイズ)
　　　　　　　目方・・２k(1個)
　　　　　　　長さ・・28ｃｍ
　　　　　　　直径・・17ｃｍ
　　　　　　　胴回り・・48ｃｍ

写真には2個載せていますが、頂いたのは5個で、
一番長いのは38ｃｍ有りました。
作られた方のお話では「こんな大きな芋が出来たのは初めてです」
とのことでした。このところの天候のせいでしょうか?
写真を撮った後、珍しいので、ご近所にお裾分けしました。
皆さん「ビックリ～!」でした